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職業分析のガイドライン(Orientation Guidelines for Vocational Analysis)

Tyl HP, December 30, 1999


私たちの人生において、社会的地位や個人の達成感は、いかなる社会的尺度よりも、仕事や職場内のポジションにより確定すると言えます。私たちの存在は活動により定義されます。私たちは、睡眠を含む他のどんな活動よりも、仕事に多くの(人生の)時間を費やすことになりがちです。

男性・女性どちらにとっても、アイデンティティ確立の延長上に仕事がある、と言えるでしょう。

個人的な必要性のプロフィールは、現代の雇用情勢における仕事条件と合っていなければなりません。個人の太陽−月の組み合わせを強く意識することから分析を始めましょう。−「仕事は私に何もしてくれなかった..!」「私が仕事に対して本当に求めているものとは何でしょうか?」などといった言葉を私は非常によく耳にします。

ハウスの偏り状態に関連した太陽サインエネルギーの焦点や、月のサインとハウス(特に重要です)に象徴される欲求を活性化する、衆目を集める体験の場[例えば、3ハウスの月などが劇的な情報仲介役として働いていませんか?]などをよく考察してみましょう。

MC、6ハウス、そして鍵となるアスペクトの特徴は、混合され統合されます。すべての天体配置はひとつの本質的な個性(独自性)のメッセージを伝えようと調整の努力をしているものです[これは、私がよく言う「自然性の法則」です]。

教育の連続性とそのレベルは、天体配置に示される可能性、戦略、達成などすべてを予測する重要な要素です。教育プロフィールは、木星により示される報酬の期待や成功戦略の衝動を支持できるものでなくてはならず、また(そうなるまでのプロセスには)理想主義のオーラが浸透しているはずです。

オリエンタルの天体(水星と金星は除きます)は、仕事(そして人生)のプロフィールに関する、スタイルや非常に個人的な必要性(条件)、適性などの付加的な次元を提示します。

−非常に骨の折れる占星術のこの分野には、まだまだ多くの考慮点があります。[著書「Synthesis & Counseling in Astrology」の427〜551頁をぜひ参照ください]

(訳:石塚隆一 校正:石塚三幸)


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