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さーっ。ほらあった。さあ、どうする? (ZZzzzp. There it is! Now what???)

Tyl HP Notebook: March 31, 2005


劇的な天体配置のガイドラインは外科医のメスのようです。からだを切り開き、問題をあらわにします。さーっ。「ほらあった。」問題の焦点があらわになりました。さて、あなたはどうしますか?

多くの占星家は天体配置の段階を超えることができません。なぜなら、それらの天体配置と時間とともに発展する人間の状況を結びつけられるほど強化されていると感じられないからですが、それが最も重要な挑戦のテーマなのです。この挑戦に立ち向かうには、占星術のガイドラインについて知ることよりも、人生について知ることの方が重要だということを忘れないことが必要だと私は思います。

占星術は問題や時間の進行を明らかにする程度のことしかしません。人間科学の能力の範囲としてはそれでも重要なことですが、それを引き継ぐのは人々であり、人々の作業が占星術をさらに上のレベルへと引き上げるのです。私たちは、天体配置を人間化しなければなりません。

クライアントの首周りに30年もぶら下がっていたかもしれない感情的な傷やトラウマに関する会話をあなたならどのように進めるでしょうか。占星術の天体配置は、それを知っていれば問題のプロフィールを作れるかもしれません。その後どうするのでしょう。新鮮なかたちで人生に向き合うことができるよう、問題のある習慣に対して干渉する話を進められますか。

侵略的なパートナーはどうでしょう。おそらく侵略的な両親の繰り返しになっているのではないでしょうか。対人関係がいつも大事なところでうまくいかなくなるのはどうしてでしょう。

必要かもしれないセックスセラピーについてはどうでしょう。子供の頃の虐待の問題を大人のパートナーとの充実したコミュニケーションの問題に結びつけることはうまくできますか。どのように結婚における親密さを高めますか。天体配置からは雄弁に語られるが実際の精通したセラピー知識としては能力を超えた危機を乗り越えることについてどのように会話を進めますか。

攻撃性に対処すること、転移や投影(自分自身への怒り、他人への八つ当たりなど)についてどのように説明しますか。そのようなエネルギーをもっとも生産的で楽しいテーマへ向け直すためにどのようにクライアントを助けますか。

行動パターンを変化させることが楽しくなるよう報酬に満ちた振る舞い修正のやり方をどうやって紹介しますか。その過程に強力な動機付けをどう加えますか。

死別の苦悩をどう和らげますか。心の状態と病気との関係をどのように見つけ、伝えますか。ストレスからの対比としての疲労についてはどうでしょう。

どうですか。私たちの仕事のコンサルティングという側面で意味のある成果をあげるためには、知らなければならないことがたくさんあるでしょう。

このような情報は、姉妹分野の心理学の文献の中に見つけることができます。

専門出版社のカタログを探してみると(特殊なテーマの新しい占星術書を探している気持ちで見てみてください)、人間の状況を理解することについてどれだけ深い学習ができる資源が並んでいるかに魅了されることでしょう。それを身につけた暁には、占星術の技量を豊かに高めることができるのです。

私の本「The Creative Astrologer」の大部分は、「シングルセッションセラピー」形式でのセラピーの次元の議論に力を注いでいます。参考文献にも注目してください。とてもエキサイティングだと感じてもらえると思います。

また、ぜひ、心理セラピー本の専門出版社である www.brunner-routledge.com を推薦します。同様に、 www.Jossey-Bass.com もです。カタログを入手し、調べてみてください。

あなたの実践の際に巡り合いやすい種類の問題に関する本を1ヶ月に1冊読んでいくことを想像してみてください!

どれだけ私たちは深まることでしょうか。どれだけ私たちは豊かになるでしょうか。

(訳:石塚隆一 with miu)


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