2014/03/22 新しい季節とともに、新しい学びを 第6号

▼ノエル・ティルJAPANニュースレター


2014/3/22 新しい季節とともに、新しい学びを 第6号


こんにちは、ノエルティルJAPANのユピテルジョージです。

昨日、いよいよ春分をむかえました。新しい季節に向かって、温かい日がやってきていますね。

本来昨日金曜日の配信の予定でしたが、今日は1日遅れて配信しています。申し訳ありません。お楽しみにしてくださっていた皆さま、大変お待たせしました。

さて、今日はとてもボリュームのある内容です。

なんと今回も新里先生からのメッセージをいただきました。ティル先生のコンサルテーションを、通訳者として、誰よりも間近で見てきた新里先生。ティル先生のコンサルテーションがなぜ深い変容をもたらすのか。今日はその「秘訣」をお届けくださいます。

そして、昨日春分の日は、私たち占星術家にとっての新しい記念日、International Astrology Day(国際占星術デー)。石塚先生から、この国際占星術デーにちなんだ、「新しい時代の占星術のあり方」について、素敵なコラムをお届けします。

それでは、どうぞお楽しみください!

ユピテルジョージ


★ノエル・ティルのコンサルテーション現場:通訳者の視点 新里ひろき


皆さんこんにちは、新里ひろきです。

来日時のノエル・ティル先生との個人セッションは、毎年予約満席という大人気。今回はティル先生のコンサルテーションへのアプローチの素晴らしさについて、現場の通訳者の視点から感じた事をお伝えしたいと思います。

初対面の方にとって、ノエル・ティル先生から受ける第一印象は彼の圧倒的な「大きさ」でしょうが、それと同時に彼の温かさと、何らかの賛辞の言葉を貰った事を覚えている方も多いはずです。「私は自分ほど沢山人を褒める人間に会った事がありません」と冗談紛れにいうほど、すぐ人の良い所を見つけて褒めるティル先生。彼のマスターコースの生徒達にも、人を褒める事と、きちんと相手からの賛辞を受け取る事の大切さを教えています。

クライアントの方がリラックスして着席されると、コンサルテーションの開始。時には仕事について、時には心理状態について、一言目から根底部分に触れる大切な事柄についてお話を始めます。このいきなり核心をつくアプローチはティル先生の直感と膨大な経験があればこそ可能な技術で、クライアントの方も即座に引き込まれて、深い対話が始まります。

コンサルテーション中のティル先生はピカピカの鏡のようで、相手の状況や人生の素晴らしい部分や困難な部分、勝利と敗北の経験などを、全くごまかす事なしに映し出します。時には厳しく聞こえる言葉も、深い共感のこもった声で発せられるので受け入れ易いと感じます。通訳者として気をつけなければならないのは、直訳すると厳しすぎる言葉も、先生の声のニュアンスを交ぜると本当は愛のこもったメッセージなのだという事を理解した上で訳す事です。

一度ティル先生に「コンサルテーションの最も重要な目的は何ですか」という質問をした事があるのですが、「潜在能力の発揮を妨げるものを発見することです」というお答えでした。セッション中を通じてティル先生が目指しているのは、クライアントの方の現状をふまえた上で、新たな行動を通じて更なる潜在力の発揮を可能にする事なのかもしれません。

賞賛と、深く共感をこめた目を通して自分を見られる経験。未来への的確な予測と、良い変化を起こす為の方向性の発見。それら全てが特別な経験となって、長く記憶に残るコンサルテーションとなるのではないかと感じます。

新里ひろき


★新里先生も登場するニューヨークプレミアムインタビューはこちらから


新里先生もご登場されている、3回シリーズのプレミアムインタビュー。ノエルティル先生のヒューマニスティックな心理占星術の方法論の概要について、とても分かりやすく理解できるビデオです。こちらもチェックしてくださいね。

【プレミアムインタビュー vol.01】クリエイティブアストロロージャーとは?

▼インタビューの視聴はこちらから

【プレミアムインタビュー vol.02】従来の占星術と、新しいノエルティル式心理占星術の違いについて

▼インタビューの視聴はこちらから

【プレミアムインタビュー vol.03】ノエル・ティル式占星術における「家族関係について」

▼インタビューの視聴はこちらから


★国際占星術デーにちなんで 石塚隆一


皆さんこんにちは、石塚隆一です。

昨日、3月21日の春分の日は、国際占星術デーでした。

この「International Astrology Day(国際占星術デー)」というのは、春分の日が占星術での1年の始まりなのでお祝いしましょうということで、1993年にAFAN(Association for Astrological Network)がそれまでの「Astrology Awareness Weekend(占星術を意識化する週末)」の活動を改めて始めたそうです。いろいろなかたちで占星術に注目し認知や理解を深めていける機会にできるとよいですね。

この1993年という年は、天王星と海王星が会合した年です。占星術は特に天王星と関連づけられて考察されることが多いのですが、その天王星に海王星が触れたわけです。海王星は多くの人々が共有するイメージを象徴するので、国際占星術デーは占星術(天王星)をたくさんの人々のイメージの中に定着させようという動機のもとに始まったと考えてもよいかもしれませんね。1993年というと、ちょうど「マルチメディア」という言葉が広がり出したころで、コンピューターなどの新しいテクノロジー(天王星)と映像表現(海王星)が結びついていく流れでもありました(この流れは2000年代になり天王星と海王星がしばらくミューチュアルレセプションになっている間に加速していきます)。マルチメディアの一般化と並行して占星術についても人々のイメージの中に浸透していく過程があったのでしょうね。

さて、同様の発想をしながら現在のトランジットに目を移してみましょう。ちょうど今、天王星にはさまざまな天体が関わってきています。2012年から2015年の間に7回、天王星は冥王星と接触します。もう既に4回目の接触まで進んできているのでだいぶ意識化が進んできているかもしれませんが、例えば冥王星は専門的な研究や探求といったテーマに関わります。それが占星術を表す天王星に触れていると考えれば、占星術に関する専門的な研究や探求が行われる刺激というテーマを考えてもよいかもしれません。また、冥王星は深層心理にも関連します。つまり、占星術を深層心理と結びつけながら理解する努力を行うとよい時期かもしれません。さらに、冥王星は変容(深い変化)にも関連します。すると、占星術のやり方自体が深く変化していくという側面もあるかもしれません。

もっとも、冥王星自体は(その意味ではどんな天体でも)とてもたくさんの角度から考えることができるので、みなさんの視点からぜひ考えてみてくださいね。例えば、嫉みや嫉妬などの感情も冥王星に関連します。借金にも関連するかもしれませんね。権力、傲慢さ、いろいろな側面から客観化してみるとおもしろいかもしれません。私は、冥王星は草の根運動に関連すると感じていますが、私の中では占星術を草の根運動的に追求していこうという意識がとても強くなっています。

さて、昨年の中頃からこの天王星と冥王星のスクエアに対して木星も一緒に加わり始めました。木星は哲学や未来のビジョンを形成したり、情報や価値観を広範囲に普及したりという働きがあります。つまり、単に占星術の専門的な研究をしているばかりでなく、それらを広く普及しようという動機も強まっていると考えることができます。それは、哲学形成という視点で考えれば、さまざまな視点/学派の論をぶつけ合い、全体の洞察の力を深めていくという側面もあるかもしれません。こう考えると、積極的に占星術の団体のカンファレンスや交流会などに参加するのも効果的かもしれません。

占星術の理解を深めていくにはなんとよい条件がそろっていることでしょう。みなさん国際占星術デーにちなんで、ぜひさまざまなかたちで占星術の探求を活発に行っていきましょう。もちろん、今年の秋に行われるノエルティル先生の来日セミナーへ向けて、心理占星術の紐を解いていくにはもってこいのタイミングではないでしょうか。

石塚隆一


★編集後記


本日は、新しい季節の始まりと、国際占星術デーに相応しい、非常にボリューム感のある特別なニュースレターでした。

今年のセミナーでも、もちろんティル先生の1:1のコンサルテーションが開催されます。私の多くの友人や生徒さんも、昨年、一昨年とティル先生のコンサルテーションを受けたのですが、その後、皆、本当に人生が大きくシフトしています。
コンサルテーションとセミナーのお知らせは、募集開始次第こちらのメルマガにても詳細をお届けします。自分の人生の流れを深く知り、大きな変容をもたらしたいという人は、今年の開催も見逃さないでくださいね。

また、今年のセミナーでは、ティル式コンサルテーションの真骨頂ともいえる「クリエイティブアストロロージャー」という考え方について、深く学べます。ティル式メソッドが日本に浸透し、受容されてきたからこそ、年々内容もさらに密度が濃く、学びもさらに深くなっていきます。

9月のセミナーがますます楽しみです。それでは、次回の配信も楽しみにしていてくださいね。

ユピテルジョージ


▼ノエル・ティルJAPANニュースレター


▽本日の【ノエル・ティルJAPANニュースレター】はいかがでしたか。皆さんにとって、素敵な2週間になりますように。次回もご期待ください。

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