2016/9/11 ノエルティル先生、来日直前です!第36号

▼ノエル・ティルJAPANニュースレター


2016/9/11 第36号 ノエルティル先生、来日直前です! 石塚隆一


みなさま、こんにちは!
ノエル・ティルJAPANの石塚隆一です。

ノエルティル先生はまさに今来日するところ、「荷造りは済んだ」との連絡をいただいています!9/13には関西空港へ到着する予定です!

来日当日9月13日には、大阪カイロン教室にてnico先生と村上さなえ先生のコボで「コンサルティング&ライティングの極意」というテーマでスペシャルセミナーをいます!村上さなえ先生は占星術を含め多数の著書をお書きになっており、また、ノエルティル「心理占星術1・2」においては編集を担当していただき、読みやすいに仕立てていただきました。スペシャルセミナーの詳細は:

http://www.chiron-school.com/osakanico.html

そして、このセミナーの後、みなさんとホテルへ移動し、ノエルティル先生のお出迎え会も企画をしております!

去る9月3日には、ノエルティル来日セミナー東京予習会を行ないました!
この模様は録画してありますので、インターネットで観ることができます。来日セミナーご参加の方は地方の方でも今から録画視聴することができます!
(当日参加と同じ、来日セミナー参加者の方は2000円、一般5000円)

お問合せお申し込みは石塚までメールをください:ryuz@rr.iij4u.or.jp

そして、来日セミナー後の9月20日には復習セミナーも開催します!これは、場所はカイロン大阪教室、時間は18半-20時半。内容は来日セミナーで学んだことをまえて、ノエルティル占星術を具体的に適用する方法を実例を通して学びます。また来日セミナー時に聞き漏らしてしまったポイント、1日たって涌いてきた質問などに答えする時間もつくります。

さて、今回は、来日セミナー直前スペシャル!、「分析に欠かせない15の鍵」を復習しておきましょう(内容は一部2014年のニュースレターの再掲)。


▼   「分析に欠かせない15の鍵」の復習です!     石塚隆一


ノエルティル先生は、来る9月13日に来日され、15、16日にはコンサルテーションの個人セッション、そして、9月17-19日には3日間の来日セミナー、さらに21、2日と個人セッションを行なわれ、23日に日本を発たれます!

まだ、お申込みをされていない方は、この素晴らしい講義をお聴き逃すことのないようぜひこの機会にお申込みください!

ノエルティル来日セミナーの詳細とお申込みはこちら:

http://www.chiron-school.com/posts/news2.html

セミナー前に、「分析に欠かせない15の鍵」を簡単に振り返っておきましょう。

・半球の強調(成長を通して現れてくる行動パターン/意識の向き方の特徴)
:特に過剰に偏って形成されると、東半球は防衛的に自分を意識、西半球は自分を後回しにして他者を意識、北半球は成長時の未解決の問題や身近な人間関係を意識、南半球は人々の要求に応えながら根無し草のようにプライベートな充足を後回しにしてしまう可能性。

・太陽と月のブレンド:
基本的な欲求充足の流れ。各天体はそれぞれ部分的に欲求を方向付けますが月はそれら全体の総合的な充足を進める統括的欲求、それを太陽のエネルギー、つまり、人生を前向きに進めていくための創造力を利用しながら進めていくというイメージをつくると人生全体を動かしているエネルギーの流れがわかります。また、すべての天体について「欲求」という視点で検討していくことがティル式心理占星術の重要なポイントです。

・ハウスの支配星:
各ハウスの支配星はハウスのテーマを別な人生の領域に結びつけます。これらを追いかけることにより人生上のテーマの連携の様子が見えてきます。アンギュラーハウス、とくに1ハウス対4ー10ハウスについては幼少期の両親との関わりにおいてアイデンティティ形成がどのように進むか、そして、サクシーデントハウス、とくに2ハウスと11ハウスは、それぞれ、自己価値に関する不安(2)、自分が愛される存在であるかどうかの不安(11)などのテーマに関わるのでとても重要です。

・土星の逆行現象:
父親との関係を通して心に刻まれる劣等感の問題について分析する鍵です。典型的な状況は、父親がいないか、受動的、あるいは独裁的で、必要な権威的な愛情が得られなかったことが重要な要因になっている可能性があります。なお、土星が逆行していなくても、太陽や月、MC、MC支配星などに緊張のアスペクトを形成している場合、同様なテーマが考えられます。

・月のノード軸:
ノード軸に関連する天体のテーマやそれが支配するハウスに関連し母親の影響力が強く、強力な心理的テーマを形成する可能性があります。必要なかたちで母親が関わってくれなかったということのみでなく、「お膳立て」や過干渉に関するテーマとして体験される可能性もあります。

・太陽や月に対するアスペクトによる修正ーー
 ー太陽-冥王星:幼少期には、自己表現が抑圧され「毛布の下に手榴弾を抱えている」ような心理になる可能性があるとティル先生は表現します。
 ー月-冥王星:一般に強力な母親の影響が考えられ、男性の場合、「窒息させる母親」、女性の場合、「競争する母親」として体験される可能性があるといいます。
 ーこれらのように太陽と月のブレンドに対して、強力に関わる天体のアスペクトによる修正要素を注目し、分析に加えます。とくに、土星、天王星、海王星などの影響がある場合にもしっかり着目しましょう。

・ペレグリン(ノーアスペクト):
ティル先生は、ノーアスペクトの天体を「ホロスコープの主役の座を奪う」、「みんなと異なるリズムに合わせて行進する」などと表現します。どのように主役になっていくのか、みんなと異なることがどう魅力になり、同時に欠点にもなるのかなど、いろいろな考慮点が浮き彫りになります。

・特殊なアスペクト=クインタイル(72度):
創造性に関連するアスペクトで3つ以上あるとき、その個人の中で創造性が強力に働くのでそのはけ口を確認するとよいでしょう。

・特殊なアスペクト=クインデチレ(165度):
一見結びつきにくい2つの天体のテーマを強く結びつけよう(あるいは分離しておこう)という強迫的な意識に関連しやすいです。強力な焦点は職業のテーマに関連する可能性がある他、健康問題にも影響を与えやすいので注目しましょう。

・ミューチュアルレセプション:
互いに相手の天体の支配サインに入る状態で、ファイナルディスポジタ(自分の支配サインに入っている天体)と同様にチャート全体に対する影響力を強めます。深い動機の源になると考えてもよいでしょう。この場合、2つの天体の組み合わせのテーマが重要になります。

・牡羊ポイントとアンギュラー天体:
天体のテーマが表現されやすく、目立ちやすくなります。どんなテーマなのか、ホロスコープ上でどのような役割を果たしているか、しっかり注目して理解を深めましょう。

・理想主義(防衛構造):
基本的に太陽、水星、金星のうち2つ以上がアスペクトやミューチュアルレセプション(あるいはミッドポイント)などで連携する際に考慮され、考え(水星)や感じ方(金星)を自分に都合のよいよう創り出す(太陽)傾向が考えられます。また、これらの組み合わせに木星や海王星が接触すると「理想主義を煽る」効果が表れます。このような防衛自体は心の中の緊張を和らげる効果がありますが、ずっと以前に創った構造が無自覚になり、現在の充実や幸せの追求を妨げている場合には、客観化して修正するとよい場合があります。

・グランドトライン(防衛構造):
同じエレメントの3つのサインに天体や感受点が入ることにより、そのエレメントに関して「他人を頼らずに充足を追求する傾向」が形成される可能性があります。これは、特に幼少期に緊張を乗り越える防衛の道具として利用されるとそうなりやすいのです。その傾向が無自覚になっていると、例えば、水のグランドトラインを持つ人が困ったときに他人と感情を共有せず「みずくさい」行動パターンをとるなどとして表れたりします。理想主義と同様、すでに防衛が必要ない場合、客観化して行動を修正するとよい場合があります。

・特殊なミッドポイントピクチャー:
まず、最初に注目すべきは、太陽と月のミッドポイント。これは、自己実現の主要な方向性に関わるので職業の方向を考える上でとても重要になるのみでなく、結婚などの対人関係の特徴や時期に重要に関わってきます。その他、水星/木星(著述)や金星/海王星(芸術)、海王星/冥王星(スピリチュアル/オカルト)など職業に関連して参考になるものやうつ的傾向に関連しやすいもの:冥王星=土星/海王星(「強力なうつ、踏みつけられたように感じる、損失や恐れの潜在性の意識化」)、土星=海王星/冥王星(「悲しみや弱さ、苦境の存在」)、海王星=水星/土星(「うつ、希望の光を探す悲しい精神」)、海王星=太陽/土星(「悲しみ、希望の損失、対人関係における幻滅が孤独につながる」)、冥王星=土星/アセンダント
(「暴力的な動揺、深い苦悩、他人により落胆させられる」)、アセンダント=土星/冥王星(「アイデンティティの損失を感じる」)など、覚えておくと分析を深めるのに効果的なものがあるので、少しずつ「レパートリー」を増やしていきましょう。

・ソーラーアークの目測:
ソーラーアークでは、すべての天体が1年におおよそ1度進むので、人生の中でさまざまなアスペクト(とくにコンジャンクション、オポジション、スクエア)が形成されるタイミングを目測しやすいです。それにより、重要なテーマが体験されるおおよその時期がわかります。このとき3-9月生まれは30年に1歳足す、10-2月生まれはそのままか少し引く程度の誤差が出ることを覚えておくと便利です(正確さが必要なときにはコンピューターで計算しましょう)。同様に、セカンダリープログレスの月は約28年でホロスコープを1周し、約1ヶ月に1度進むので、それを知っているとだいたいの動きを概算できるので便利です。

これらの「鍵」は、ひとつひとつばらばらに利用していくものではありません(「心理占星術2・クリエイティブな理論と実践」をお持ちの方は、ぜひ、第5章をお読みになり、もっともっとたくさんの「分析の鍵」を身につけてみてください)。これらの「基本ブロック」を相互に組み合わせていくことにより、その人の心理構造の全体像が浮かび上がってくるのです。

これらの鍵をうまく利用しながら、相談者と会話し、具体的な状況やポイントと結びつけていきながら、そのときの実際の問題に向き合う道を見つけていきます。今回のセミナーでは、ソーラーアークやトランジットを利用しながら、それらのテーマをどのように具体的な現実の状況と結びつけるのか、あるいは、会話の中で重要な洞察をどう印象深く伝えていくかなどを学びます。

また、好評だった東京予習会は今からでも録画でご参加できます(お申込みはryuz@rr.iij4u.jp まで)。

そして、来日セミナー後には、復習会があります!

ノエルティル来日セミナー復習会
日程:9月20日(火)
時間:18:30〜20:30
場所:カイロン大阪教室
参加費:来日セミナー参加の方は1,000円(税込)
※一般の方は3,000円となります。
ご参加ご希望の方は、ryuz@rr.iij4u.jp まで。


▼ノエル・ティルJAPANニュースレター


▽本日の【ノエル・ティルJAPANニュースレター】はいかがでしたか。

・心理占星術WEBサイト nicoPla.net:
http://nicopla.net/

新しい記事続々更新中!お時間があるときに覗いみてください。

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