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2016/11/13 第38号 プライアン・クラーク先生来日!

▼ノエル・ティルJAPANニュースレター


2016/11/13 第38号 プライアン・クラーク先生来日! 石塚隆一


みなさま、こんにちは!
ノエル・ティルJAPANの石塚隆一です。

来日セミナーで学んだこと、しっかり消化・吸収できているでしょうか?多くの現場で試せば試すほど、深い考察の意義が理解できていくと思います。ぜひどんどん実戦で応用していってくださいね!

なお、今回のノエルティル来日セミナー参加できなかった、残念!という方、実は来日セミナーの動画をインターネットで観ることができます(もちろん、セミナー時に配られた資料付きです)。詳しくはカイロンさんのホームページをご覧ください!

http://www.chiron-school.com/rainichi.html

また、今月はブライアンクラーク先生が来日されます!昨年も来日したブライアン先生は、ホロスコープと家族についてとても理解を深める指針を与えてくれます。1990年代にはペンギンブックスから「Sibling Constellation」という兄弟をテーマにした本を書き、最近は「The Family Legacy:Astrological Imprints on Life, Love & Relationships」という本も書いています(この本の内容の一部は来日セミナー主催の咲耶まゆみさんのホームページで翻訳されています)。11/18 – 20に行われるブライアンクラーク先生の来日セミナーの情報は、

http://ameblo.jp/aqu44/entry-12170331485.html

こちらをご参照ください。

さらに、12月にはクリストファーワーノック先生が来日されます。ルネサンス時代の伝統的な占星術の知識を教えてくれます。詳細は、

http://www.lsajapan.com/blog/2016/11/04/1300/

こちらをご参照ください。

海外の素晴らしい占星家の来日目白押しですね!

さて、今回はさまざまな具体的なテーマや分野を通して学んでいく重要性ということについて石塚が考えてみます。


▼ さまざまなテーマを通して学んでいく重要性 石塚隆一


私がノエルティル占星術を勉強し始めたのはもう20年以上前になりますが、最初のうちは解釈例を読んでも、「とても実際的で洞察深い解釈だが、そもそもなぜそのようなテーマをこの配置や象徴の組み合わせから考えるのか」という部分がわからないことが多くありました。

例えば、父親のテーマ、母親のテーマについて考慮していく際にノエルティル先生は土星の逆行やノード軸に最初に注目しますが、そもそも父親問題や母親問題がどんな心理的な側面や人生体験自体に重要な意義があるのか自体がよくわかっていなかったので、考察されるポイントの要点がつかめていなかったのです。

ノエルティル先生のアプローチは、「欲求(あるいは必要性)」という概念を使いながら行動パターンがどう形成され、変遷していくかというポイントを考えていきます。そして、独特な注目点はそれを整理していく際に重要なヒントになる配置や象徴の組み合わせを集めています。それに慣れていけば、素早く的確に行動パターン形成において重要になっているポイントを見つけることができるでしょう。

しかし、それが人間の人生にとってどれほど重要な意義があるかということはたくさんの人生の現実の話に触れてみないとわかりません。だからこそ、ある程度心理占星術の勉強が進むと、勉強の中心は天体や象徴の話ではなく、心理学や実際の人生体験に関連する知識になってきます。心理学やセルフヘルプの本をたくさん読むように勧められるのはそのためです。

これらについて、私の理解が一段と深まり始めたのは、CPA(Center for Psychological Astrology)の心理占星術セミナーシリーズの本を読み始めてからです。シリーズでは、さまざまな講師(著者)が人生についていろいろな角度から、そして心理学に関連づけながら占星術の理解を深めてくれます。特に私はハワードサスポータスの視点が参考になりました。また、ペンギンブックスのアルカナ現代占星術シリーズもとても勉強になりました。

今月行われるブライアンクラーク先生のセミナーはそういった意味でいろいろな人生体験について占星術の象徴と結びつけながら学ぶのにはとてもよい機会になるのではないでしょうか。ぜひみなさんも占星術の象徴と実際の人生をいろいろな角度から関連付けながら理解を深めていきましょう!


▼ノエル・ティルJAPANニュースレター


▽本日の【ノエル・ティルJAPANニュースレター】はいかがでしたか。

・2017年10月 ≪新里ひろき来日セミナー2017≫ 東京にて、開催決定!
 来年10月20日(金) – 22日(日) 心理占星術研究会主催
 セミナーテーマは ≪自己表現を助ける占星術≫
 詳細やお申込みはこちらのサイトに告知されます!

 http://astro-psycho.jugem.jp/

・心理占星術WEBサイト
nicoPla.net:http://nicopla.net/

新しい記事続々更新中!お時間があるときに覗いみてください。

このニュースレターに対するご意見・ご質問などは、ryuz@rr.iij4u.or.jp
までお送りください。

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2016/10/05 第37号 来日セミナー、無事終了!

▼ノエル・ティルJAPANニュースレター


2016/10/05 第37号 来日セミナー、無事終了! 石塚隆一


みなさま、こんにちは!
ノエル・ティルJAPANの石塚隆一です。

去る9月17-19日にノエルティル先生の来日セミナーが行なわれました!
今年のセミナーはティル先生もどう展開するかわからないやりとりに思いきって挑戦されていた様子が随所に見られました。講演には慣れているとはいえ、とても神経を使いお疲れになったのではないでしょうか。心理的なやり取りの力が働く様子をリアルに実感することができ、とても勉強になりましたね!

さて、今回来日セミナーにご参加できなかった方々に朗報です。今回は、来日セミナーの模様を録画してありますので、当日ご参加の人々と同じ料金でインターネットでの録画参加を企画しております。決まり次第カイロンさんのホームページでお申込みを受け付けます:

http://www.chiron-school.com/rainichi.html

そして9月20日夜にはノエルティル来日セミナー復習会を行ないました!この模様も録画してありますので、インターネットで観ることができます。当日ご参加できなかった方々も今から録画視聴することができます!(当日参加と同じ、来日セミナー参加者の方は1000円、一般3000円)

お問合せお申し込みは石塚までメールをください:

ryuz@rr.iij4u.or.jp

さて、今回は、復習会の忘れ物。ノエルティル心理占星術を日本の有名人のチャートを使って考えてみよう!というテーマで石塚が語ります。


▼日本の有名人のチャートを使って考えてみよう!  石塚隆一


9月20日に行なわれた復習会では、nico先生と私、石塚が来日セミナー時、理解しにくかったテーマなどを中心にあらためて説明を加えていきました。とくにnico先生の半球の強調に関する説明は素晴らしく、さまざまな実際の状況をイメージするのにとても参考になったのではないかと思います。さらに、nico先生は愛子内親王のチャートを使い、チャート上での注目点の見つけ方、ハウスの支配星ネットワーク、各ハウスのテーマ(とくにサクシーデントハウスの重要性)などについて説明いただきました。また、私はソーラーアークによるイメージづくりのコツ、人生の発展に伴う「子ギツネ効果」を利用して、個々の人生の物語の要点を掴む工夫などについてお話しました。

前述の通り、この復習会は録画してありますので、もしご興味の方がいらっしゃいましたら、ryuz@rr.iij4u.or.jp(石塚)までご連絡ください。

しかし、実は復習会は時間が押してしまい、予定していた日本の有名人の具体的なチャート解釈についてはあまり触れられませんでした。ここでいくつかご紹介いたします(ぜひチャートデータからご自身でチャートをつくってみてください)。

観察ポイントとして、ハードアスペクト/ノーアスペクト、半球の強調、そして、防衛メカニズムに注目します。そして、これらを組み合わせながら人生の物語を次のように組み立てていきます:幼少期に、どんな緊張(ハードアスペクト/ノーアスペクト)に対処するために、どんな防衛メカニズムに支えられながら、どんな姿勢や行動パターン(半球の強調)が表れてくるかを考えてみましょう。

福原愛さん(1988.11.1.13:28.仙台)

福原愛さんのホロスコープでは、西及び南半球が強調されています。自分を後回しにして目の前の環境や相手に注目したり、集団の中での内面の充実より具体的な業績や結果をあげることに意識が向きやすい特徴が考えられます。小さい頃、どのような環境の中でその行動パターンを身につけていったのでしょうか。アセンダント支配星の天王星は11ハウスカスプ付近で11ハウス支配星
の土星とともにあります。それは2ハウス支配星の火星や3ハウス支配星の金星とTスクエアになっています。相手の動きに合わせ(金星)すばしこく(天王星)動く(火星)訓練(土星)に関する緊張が愛されることに関する不安(11ハウス)や自己価値(2ハウス)のテーマとともに働いていることに気がつきます。さらにその話に兄弟(3ハウス)も関わっているかもしれません。これらのテーマは特に3歳(火星や土星が金星の度数へ進む)-4歳(天王星が金星の度数へ進む)の頃に象徴的に体験されそうです。福原さんは、3歳の頃大好きな母親が兄の卓球の練習を見るようになり卓球を始めれば自分も注目してもらえると思ったようです。重要なのは、このような緊張から自分より相手、心の充実より業績や結果という方向に意識を向ける行動パターンが出てきているだろうということです。天王星が金星に触れる4歳にはテレビにも出演しています(天王星は「電波」にも関連)。このときSR太陽は冥王星の度数へ進んでいます。自己表現(太陽)に関して多くの人々の影響を受ける(冥王星)ことに関する緊張もかかっており、これも同じ意識の向き方の形成に寄与しているでしょう。

夏目漱石さん(1867.2.9.16:30.東京)

夏目漱石さんの場合もとくに西半球が強調されています。同じように自分を後回しにして目の前の環境や相手に注目したり、集団の中での内面の充実より具体的な業績や結果をあげることに意識が向きやすい特徴が考えられます。小さい頃、どのような環境の中でその行動パターンを身につけていったのか考えてみましょう。ホロスコープ上にある緊張のアスペクトに注目します。自分独特
な(太陽)考え方(水星)で周囲の状況を把握(木星)し洞察を深める(冥王星)緊張があります。また、変化の多い(天王星)状況の中で困惑(海王星)し安心できにくい(月火星)緊張も考えられます。生まれて間もなく養子に出された夏目さんは養父母の家庭不和の中で困惑を体験しはらんに満ちた幼少期を過ごします。このような緊張に対抗するために自分自身の個人的な状態の認識や内面の満足の追求を後回しにする行動パターンを形成したのでしょう。この客観的にものごとを観察し描写する力はのちに小説家として活躍する際に活かされることになります。(ぜひ伝記やWikipediaなどで実際の状況を調べ、ソーラーアークや重要なトランジットの変化の時期と照らし合わせてみてください)

加山雄三さん(1937.4.11.11:05.横浜)

一方、加山雄三さんの場合は同じ南半球の強調ですが多少東半球も強調されています。両親が二人とも有名な俳優・女優で幼い頃から両親が世の中で活躍している様子を感じながら過ごしたのでしょう。それ自体、自分も将来活躍しなければならないという緊張につながっていたのかもしれません。両親(月と太陽)の大きな規模(冥王星)の成功(木星)という緊張の配置がアングルに関わって存在しています。つまり、小さい頃からそのような緊張に刺激されながら南半球へ意識の向いた、つまり業績や世の中での活躍を強く意識した行動パターンを形成していったのではないでしょうか。とくにソーラーアークの太陽や月が木星や冥王星に触れる5歳-8歳あたりには強力に意識化されたに違いありません。木星は楽観的に気軽に表現することを助けるかもしれませんが、冥王星は相手(親)の気持ちを読みながらあるテーマについて強く表現したり、他のテーマを抑えなければならないと感じたりする緊張が考えられます。そのような環境の中で業績をあげる、個性を注目されるようになることを意識する特徴が形成されていったのでしょう。また、火星、金星、海王星は他の天体とのオーブが広く、ノーアスペクト(ペレグリン)と考えることができます。これらの天体の組み合わせは芸術(金星海王星)パフォーマンス(火星)と強く関わりますが、誰かに習うというよりは自分で模索しながら芸術表現(音楽)を身につけていく様子も見られます。このように偏って形成された行動パターンはときどきバランスをとりなおそうと修正の力がかかります。例えば、加山さんの場合、1970年頃には、ソーラーアークの海王星が月と太陽のオポジションとなり、プライベートな充実や家族とのつながりに意識を向ける刺激があります。このころ家族で経営していたホテルの経営難や駆け落ちのようなかたちで結婚するなど、普段あまり意識を向けていなかったテーマに意識を向けてバランスをとりなおす様子が伺われます。

「子ギツネ」の物語が働いている様子が少し感じられたでしょうか。みなさんもぜひいろいろなチャートについてこのような人生の物語の変遷をじっくり追いかけてみてください。


▼ノエル・ティルJAPANニュースレター


▽本日の【ノエル・ティルJAPANニュースレター】はいかがでしたか。

・速報が入ってきました!
  2017年10月 ≪新里ひろき来日セミナー2017≫ 東京にて、開催決定!
  来年10月20日(金) – 22日(日) 心理占星術研究会主催
  セミナーテーマは ≪自己表現を助ける占星術≫ とのことです。
  詳細やお申込みはこちらのサイトに告知される予定です!

  http://astro-psycho.jugem.jp/

・心理占星術WEBサイト
nicoPla.net:http://nicopla.net/

新しい記事続々更新中!お時間があるときに覗いみてください。

このニュースレターに対するご意見・ご質問などは、ryuz@rr.iij4u.or.jpまでお送りください。

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2016/9/11 ノエルティル先生、来日直前です!第36号

▼ノエル・ティルJAPANニュースレター


2016/9/11 第36号 ノエルティル先生、来日直前です! 石塚隆一


みなさま、こんにちは!
ノエル・ティルJAPANの石塚隆一です。

ノエルティル先生はまさに今来日するところ、「荷造りは済んだ」との連絡をいただいています!9/13には関西空港へ到着する予定です!

来日当日9月13日には、大阪カイロン教室にてnico先生と村上さなえ先生のコボで「コンサルティング&ライティングの極意」というテーマでスペシャルセミナーをいます!村上さなえ先生は占星術を含め多数の著書をお書きになっており、また、ノエルティル「心理占星術1・2」においては編集を担当していただき、読みやすいに仕立てていただきました。スペシャルセミナーの詳細は:

http://www.chiron-school.com/osakanico.html

そして、このセミナーの後、みなさんとホテルへ移動し、ノエルティル先生のお出迎え会も企画をしております!

去る9月3日には、ノエルティル来日セミナー東京予習会を行ないました!
この模様は録画してありますので、インターネットで観ることができます。来日セミナーご参加の方は地方の方でも今から録画視聴することができます!
(当日参加と同じ、来日セミナー参加者の方は2000円、一般5000円)

お問合せお申し込みは石塚までメールをください:ryuz@rr.iij4u.or.jp

そして、来日セミナー後の9月20日には復習セミナーも開催します!これは、場所はカイロン大阪教室、時間は18半-20時半。内容は来日セミナーで学んだことをまえて、ノエルティル占星術を具体的に適用する方法を実例を通して学びます。また来日セミナー時に聞き漏らしてしまったポイント、1日たって涌いてきた質問などに答えする時間もつくります。

さて、今回は、来日セミナー直前スペシャル!、「分析に欠かせない15の鍵」を復習しておきましょう(内容は一部2014年のニュースレターの再掲)。


▼   「分析に欠かせない15の鍵」の復習です!     石塚隆一


ノエルティル先生は、来る9月13日に来日され、15、16日にはコンサルテーションの個人セッション、そして、9月17-19日には3日間の来日セミナー、さらに21、2日と個人セッションを行なわれ、23日に日本を発たれます!

まだ、お申込みをされていない方は、この素晴らしい講義をお聴き逃すことのないようぜひこの機会にお申込みください!

ノエルティル来日セミナーの詳細とお申込みはこちら:

http://www.chiron-school.com/posts/news2.html

セミナー前に、「分析に欠かせない15の鍵」を簡単に振り返っておきましょう。

・半球の強調(成長を通して現れてくる行動パターン/意識の向き方の特徴)
:特に過剰に偏って形成されると、東半球は防衛的に自分を意識、西半球は自分を後回しにして他者を意識、北半球は成長時の未解決の問題や身近な人間関係を意識、南半球は人々の要求に応えながら根無し草のようにプライベートな充足を後回しにしてしまう可能性。

・太陽と月のブレンド:
基本的な欲求充足の流れ。各天体はそれぞれ部分的に欲求を方向付けますが月はそれら全体の総合的な充足を進める統括的欲求、それを太陽のエネルギー、つまり、人生を前向きに進めていくための創造力を利用しながら進めていくというイメージをつくると人生全体を動かしているエネルギーの流れがわかります。また、すべての天体について「欲求」という視点で検討していくことがティル式心理占星術の重要なポイントです。

・ハウスの支配星:
各ハウスの支配星はハウスのテーマを別な人生の領域に結びつけます。これらを追いかけることにより人生上のテーマの連携の様子が見えてきます。アンギュラーハウス、とくに1ハウス対4ー10ハウスについては幼少期の両親との関わりにおいてアイデンティティ形成がどのように進むか、そして、サクシーデントハウス、とくに2ハウスと11ハウスは、それぞれ、自己価値に関する不安(2)、自分が愛される存在であるかどうかの不安(11)などのテーマに関わるのでとても重要です。

・土星の逆行現象:
父親との関係を通して心に刻まれる劣等感の問題について分析する鍵です。典型的な状況は、父親がいないか、受動的、あるいは独裁的で、必要な権威的な愛情が得られなかったことが重要な要因になっている可能性があります。なお、土星が逆行していなくても、太陽や月、MC、MC支配星などに緊張のアスペクトを形成している場合、同様なテーマが考えられます。

・月のノード軸:
ノード軸に関連する天体のテーマやそれが支配するハウスに関連し母親の影響力が強く、強力な心理的テーマを形成する可能性があります。必要なかたちで母親が関わってくれなかったということのみでなく、「お膳立て」や過干渉に関するテーマとして体験される可能性もあります。

・太陽や月に対するアスペクトによる修正ーー
 ー太陽-冥王星:幼少期には、自己表現が抑圧され「毛布の下に手榴弾を抱えている」ような心理になる可能性があるとティル先生は表現します。
 ー月-冥王星:一般に強力な母親の影響が考えられ、男性の場合、「窒息させる母親」、女性の場合、「競争する母親」として体験される可能性があるといいます。
 ーこれらのように太陽と月のブレンドに対して、強力に関わる天体のアスペクトによる修正要素を注目し、分析に加えます。とくに、土星、天王星、海王星などの影響がある場合にもしっかり着目しましょう。

・ペレグリン(ノーアスペクト):
ティル先生は、ノーアスペクトの天体を「ホロスコープの主役の座を奪う」、「みんなと異なるリズムに合わせて行進する」などと表現します。どのように主役になっていくのか、みんなと異なることがどう魅力になり、同時に欠点にもなるのかなど、いろいろな考慮点が浮き彫りになります。

・特殊なアスペクト=クインタイル(72度):
創造性に関連するアスペクトで3つ以上あるとき、その個人の中で創造性が強力に働くのでそのはけ口を確認するとよいでしょう。

・特殊なアスペクト=クインデチレ(165度):
一見結びつきにくい2つの天体のテーマを強く結びつけよう(あるいは分離しておこう)という強迫的な意識に関連しやすいです。強力な焦点は職業のテーマに関連する可能性がある他、健康問題にも影響を与えやすいので注目しましょう。

・ミューチュアルレセプション:
互いに相手の天体の支配サインに入る状態で、ファイナルディスポジタ(自分の支配サインに入っている天体)と同様にチャート全体に対する影響力を強めます。深い動機の源になると考えてもよいでしょう。この場合、2つの天体の組み合わせのテーマが重要になります。

・牡羊ポイントとアンギュラー天体:
天体のテーマが表現されやすく、目立ちやすくなります。どんなテーマなのか、ホロスコープ上でどのような役割を果たしているか、しっかり注目して理解を深めましょう。

・理想主義(防衛構造):
基本的に太陽、水星、金星のうち2つ以上がアスペクトやミューチュアルレセプション(あるいはミッドポイント)などで連携する際に考慮され、考え(水星)や感じ方(金星)を自分に都合のよいよう創り出す(太陽)傾向が考えられます。また、これらの組み合わせに木星や海王星が接触すると「理想主義を煽る」効果が表れます。このような防衛自体は心の中の緊張を和らげる効果がありますが、ずっと以前に創った構造が無自覚になり、現在の充実や幸せの追求を妨げている場合には、客観化して修正するとよい場合があります。

・グランドトライン(防衛構造):
同じエレメントの3つのサインに天体や感受点が入ることにより、そのエレメントに関して「他人を頼らずに充足を追求する傾向」が形成される可能性があります。これは、特に幼少期に緊張を乗り越える防衛の道具として利用されるとそうなりやすいのです。その傾向が無自覚になっていると、例えば、水のグランドトラインを持つ人が困ったときに他人と感情を共有せず「みずくさい」行動パターンをとるなどとして表れたりします。理想主義と同様、すでに防衛が必要ない場合、客観化して行動を修正するとよい場合があります。

・特殊なミッドポイントピクチャー:
まず、最初に注目すべきは、太陽と月のミッドポイント。これは、自己実現の主要な方向性に関わるので職業の方向を考える上でとても重要になるのみでなく、結婚などの対人関係の特徴や時期に重要に関わってきます。その他、水星/木星(著述)や金星/海王星(芸術)、海王星/冥王星(スピリチュアル/オカルト)など職業に関連して参考になるものやうつ的傾向に関連しやすいもの:冥王星=土星/海王星(「強力なうつ、踏みつけられたように感じる、損失や恐れの潜在性の意識化」)、土星=海王星/冥王星(「悲しみや弱さ、苦境の存在」)、海王星=水星/土星(「うつ、希望の光を探す悲しい精神」)、海王星=太陽/土星(「悲しみ、希望の損失、対人関係における幻滅が孤独につながる」)、冥王星=土星/アセンダント
(「暴力的な動揺、深い苦悩、他人により落胆させられる」)、アセンダント=土星/冥王星(「アイデンティティの損失を感じる」)など、覚えておくと分析を深めるのに効果的なものがあるので、少しずつ「レパートリー」を増やしていきましょう。

・ソーラーアークの目測:
ソーラーアークでは、すべての天体が1年におおよそ1度進むので、人生の中でさまざまなアスペクト(とくにコンジャンクション、オポジション、スクエア)が形成されるタイミングを目測しやすいです。それにより、重要なテーマが体験されるおおよその時期がわかります。このとき3-9月生まれは30年に1歳足す、10-2月生まれはそのままか少し引く程度の誤差が出ることを覚えておくと便利です(正確さが必要なときにはコンピューターで計算しましょう)。同様に、セカンダリープログレスの月は約28年でホロスコープを1周し、約1ヶ月に1度進むので、それを知っているとだいたいの動きを概算できるので便利です。

これらの「鍵」は、ひとつひとつばらばらに利用していくものではありません(「心理占星術2・クリエイティブな理論と実践」をお持ちの方は、ぜひ、第5章をお読みになり、もっともっとたくさんの「分析の鍵」を身につけてみてください)。これらの「基本ブロック」を相互に組み合わせていくことにより、その人の心理構造の全体像が浮かび上がってくるのです。

これらの鍵をうまく利用しながら、相談者と会話し、具体的な状況やポイントと結びつけていきながら、そのときの実際の問題に向き合う道を見つけていきます。今回のセミナーでは、ソーラーアークやトランジットを利用しながら、それらのテーマをどのように具体的な現実の状況と結びつけるのか、あるいは、会話の中で重要な洞察をどう印象深く伝えていくかなどを学びます。

また、好評だった東京予習会は今からでも録画でご参加できます(お申込みはryuz@rr.iij4u.jp まで)。

そして、来日セミナー後には、復習会があります!

ノエルティル来日セミナー復習会
日程:9月20日(火)
時間:18:30〜20:30
場所:カイロン大阪教室
参加費:来日セミナー参加の方は1,000円(税込)
※一般の方は3,000円となります。
ご参加ご希望の方は、ryuz@rr.iij4u.jp まで。


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・心理占星術WEBサイト nicoPla.net:
http://nicopla.net/

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2016/8/30 コンサルテーションの組み立て 第35号

▼ノエル・ティルJAPANニュースレター


2016/8/30 第35号 コンサルテーションの組み立て 石塚隆一


みなさま、こんにちは!

ノエル・ティルJAPANの石塚隆一です。

いよいよ目前に迫ってきました!もう2週間ほどでノエルティル先生が来日されます!

実はノエルティル先生、毎年アメリカで行なわれているマスターコース受講者向けのセミナーは、次回を最後にすると宣言しているので、来日セミナーも今回が最後になる可能性はとても高いです。貴重な機会ですので、心理占星術の開拓という占星術界の歴史を動かした巨匠ご本人から、ぜひとも多くのことを学び吸収していただきたいと思います。

ノエルティル来日セミナー東京予習会を行ないます!
日時:9月3日 18:00時 – 21:00時
会場:吉祥寺永谷シティープラザ「SPACE40」
料金:来日セミナー参加者2000円、一般5000円

占術スクールカイロンで初期の頃利用していた懐かしい教室です!テーマは、今回の来日セミナーでも深く探求する「クリエイティブにコンサルテーションの流れをつくる」ことをとりあげ、私、石塚隆一とnico先生が講義をいたします。来日セミナー参加者の方は2000円、一般5000円です。

また、この東京予習会はビデオに録画しインターネットで観ることができるようにする予定ですので、来日セミナーご参加の方は地方の方でも録画参加することができます!(当日参加と同じ金額)

お問合せお申し込みは石塚までメールをください:ryuz@rr.iij4u.or.jp

さらに、9月13日には、大阪カイロン教室にてnico先生と村上さなえ先生のコラボで「コンサルティング&ライティングの極意」というテーマでスペシャルセミナーを行います!村上さなえ先生は占星術を含め多数の著書をお書きになっており、また、ノエルティル「心理占星術1・2」においては編集を担当していただき、読みやすい文に仕立てていただきました。

スペシャルセミナーの詳細は:
http://www.chiron-school.com/osakanico.html

なお、この9月13日はティル先生が日本に到着の予定、本セミナー後、ホテルにてお出迎え会も企画をしております!

そして、来日セミナー後の9月20日には復習セミナーも企画中!これは、来日セミナーご参加の方のみが参加できる特別復習会として企画をしています。

さて、今回のニュースレターでは、石塚がノエルティル占星術の心髄とも言える、そして9/3の予習会でもテーマとして取り上げる「コンサルテーションの組み立て」についてお話します。


▼  コンサルテーションの組み立て自体が癒しのプロセス  石塚隆一


心理占星術を勉強しながら、いろいろな天体配置と実際の特徴や人生体験を対応させることができるようになってくると、「どうしたらクライアントの助けや癒しに繋げられるのだろう」と思うことがあります。ともすると、ホロスコープによって問題はわかっても解決法はわからないのではないか、と不安になるかもしれません。確かに、効果的な具体的な解決方法を見つけるのはなかなか技術が必要ですし、何よりクライアントの解決へ向けた意志がとても重要になってくるでしょう。

翻訳本「心理占星術1・2」の中には、実際のコンサルテーションセッションでの会話がそのまま載っていますが、例としてランダムに選択されたどのクライアントは誰もが次第に未来について自分自身で積極的に考えるようになっていく様子がよくわかると思います。

ノエルティル先生の心理占星術コンサルテーションの進め方の理解が深まってくると、コンサルテーション全体が癒しのプロセスとして進められていることに気がつきます。本をお持ちの方は、ぜひそのような視点を意識しながら読み取ってください。

ノエルティル先生のコンサルテーションには、過去の出来事を確認していくセクションがあります。これには、ホロスコープのそれぞれの象徴が実際の人生の中でどのように機能しているかを確認したり、出生時刻が正しいかどうかを確かめる側面もありますが、実はこの部分こそ大きな「癒し」やセラピーにつながる部分なのです。

まず、人間は物語があると認識しやすくなるということ。過去の人生の話をすることにより、自分が自分の人生をどう捉えているかということを客観視することができます。客観視する中で、自分独特な考え方感じ方のパターンや、それらの元になる体験を思い出すこともあります。また、人生の体験を俯瞰して眺めることにより、そして、似たような象徴の体験を関連づけながら整理することにより、脈々と流れるテーマのようなものに気がつくかもしれません。このような自覚は自分のアイデンティティを肯定的に認識していく強力なきっかけになります。

このようなポイントが基本的には重要な「癒し」につながります。特に、このような人生の流れについては、誰の人生にも多かれ少なかれ当てはまる次のようなポイントに注目するとその後の人生に役に立つ洞察を得られやすいです。

私は、これについてわかりやすい比喩を利用して「子ギツネの気づき」と呼んでいます。「子ギツネ」はイソップ物語の「酸っぱいブドウ」のお話が元になっています。しかし、重要なポイントは子供の頃に手の届かなかったブドウを「酸っぱい」としたことではなく、大人になって既に手が届くようになっているにもかかわらず、「酸っぱい」ことにし続けている点です。つまり、誰もが人生の初期に(たいてい)両親との間の緊張の中で最初の行動パターンの特徴が形成されます。大人になると、自分主体で自分のやりたいことを実現するために社会と関わるようになるはずですが、幼少期の行動や感情のパターンを、もう必要なくなっていたり、現在の状況に適切ではない側面があったいしても無自覚なまま繰り返していることはとても多いものです。

占星術を使うと、このような部分を効果的に客観化し、一歩離れた視点から、人生全体の物語を俯瞰して認識できやすいのです。

みなさんもぜひ、このようなポイントを意識しながらコンサルテーション全体の流れについて、今一度考えてみてください。そして、今回の来日セミナー(準備会も含め)では、このようなポイントについてたくさんの知識や工夫、哲学的な姿勢など、多くのことを学ぶよい機会にしてくださいね!


▼ノエル・ティルJAPANニュースレター


▽本日の【ノエル・ティルJAPANニュースレター】はいかがでしたか。

・ノエルティル来日セミナーの詳細とお申込みはこちら:
http://www.chiron-school.com/posts/news2.html

・心理占星術WEBサイトnicoPla.net:http://nicopla.net/

新しい記事続々更新中!お時間があるときに覗いみてください。

このニュースレターに対するご意見・ご質問などは、ryuz@rr.iij4u.or.jpまでお送りください。

皆さんにとって、素敵な1ヶ月になりますように。次回もご期待ください。

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2016/8/8 ノエル・ティルの魅力 第34号

▼ノエル・ティルJAPANニュースレター


2016/8/8 第34号 ノエル・ティルの魅力 nico先生


みなさま、こんにちは!

ノエル・ティルJAPANの石塚隆一です。

もう来月にはノエルティル先生が来日します!

先月、8月に東京でも勉強会を企画中とお知らせしましたが、少し予定がずれ9月の頭に予定が決まりました!

9月3日18時 – 21時、場所は吉祥寺永谷シティープラザ「SPACE40」。最初の頃に占術スクールカイロンで利用していた懐かしい教室です!テーマは今回の来日セミナーでも深く探求する「クリエイティブにコンサルテーションの流れをつくる」ことをとりあげ、私、石塚隆一とnico先生が講義をいたします。来日セミナー参加者の方は2000円、一般5000円です。お問合せお申し込みは石塚までメールをください:ryuz@rr.iij4u.or.jp

また、7月末に大阪カイロンで好評をいただいたノエルティル心理占星術基礎講座を8月後半に東京でも行ないます。詳しくは占術スクールカイロンHP:

http://www.chiron-school.com/ishizuka.html

さらに、9月13日には、大阪カイロン教室にてnico先生と村上さなえ先生のコラボで「コンサルティング&ライティングの極意」というテーマでスペシャルセミナーを行います!村上さなえ先生は占星術を含め多数の著書をお書きになっており、また、ノエルティル「心理占星術1・2」においては編集を担当していただき、読みやすい文に仕立てていただきました。スペシャルセミナーの詳細は:

http://www.chiron-school.com/osakanico.html

なお、この9月13日はティル先生が日本に到着の予定、本セミナー後、ホテルにてお出迎え会も企画をしております!

そして、来日セミナー後の9月20日には復習セミナーも企画中!これは、来日セミナーご参加の方のみが参加できる特別復習会として企画をしています。

さて、今回のニュースレターでは、nico先生にノエル・ティル占星術の魅力について語っていただきましょう。


▼  ノエル・ティルの魅力 nico先生


皆さま、こんにちは。

暑い盛りが続いていますがお元気ですか?

衆院選、都知事選と終わり、ようやく静かな日常が戻ってきました。しかし、ここから本格的に様々な国のシステムの見直しが行われていくことになります。安全保障問題、法改正問題、消費税やTPP、ユーロ危機等、話し合われるべき問題は山積みです。

そんな中、いよいよ来月9月13日にティル氏が来日します。参加予定の方準備はいかがでしょうか。もしかしたら、ティルセミナーを通して学んだことが、未来への希望の懸け橋になるかもしれません。心理占星術を通して、皆さんと一緒に時代を考えることができたら面白いのではないか、そんなふうに思っています。参加者の方々、どうぞよろしくお願いします。

ティルの魅力を伝えること。

それがこのニューズレターの目的ですが、今回、改めてティルの著書を開いてみたところ、ノエル・ティルという人物は、ホロスコープを現場で利用する技術の発展に尽力し、また人を理解することにエネルギーを費やした人なのだなと改めて思うに至りました。

“Must be to relate the horoscope to the human being”
ホロスコープを人間に関連付けなければならない。

このティルの言葉こそが、単純だけれど難しい心理占星術の世界です。これから現場に出ようとしている人も既に現場を体験している人も、ティルのホロスコープとの向き合い方を今一度しっかり学んでもらえたら、また違った占星術の面白さに出会えるのではないかと思っています。

他にもまだたくさんのティルの魅力があります。

そのひとつティル独特の言葉の言い回し、表現方法といった「慣用句」の使い方にあります。

象徴はイメージの世界ですが、そのイメージは的確に表現されなければ人と共有することはできません。適切かつ個性的な「慣用句」を使い、象徴の理解を促す。ティルはそれがとても上手なのです。

いくつか例をあげてみましょう。

スクエアというアスペクトを表現したあまりにも有名な「慣用句」    —development tension(成長のための緊張)。

12ハウスの難しさは、“be blanketed by circumstances(環境からブランケットでおおわれてしまう)”という表現を使って説明しています。

また、山羊座の水星の欲求ついて、“needs to hear the grass grow(草が育つ音を聞く)”ほどに注意深く戦略的に利用したいと表現したり、ノーアスペクトの天体に関しては、“running away with the horoscope in termsof the peregrine planet’s house rulership(ノーアスペクト天体は、その天体が支配しているハウスのテーマにおいてホロスコープ全体を引っ張りまわすほどの)”と説明したりしています。

いずれにしても、一度聴いたら忘れないほどのインパクトのある「慣用句」を用いて、私たちに豊かな象徴イメージを提供してくれるのです。

皆さんもぜひ、書籍やセミナーを通して、お気に入りの「慣用句」を見つけてください。

きっとホロスコープを理解するうえでとても参考になるはずです。

こんなふうに楽しみ方いろいろなティル来日セミナー。

石塚氏と一緒に予習会、復習会、また村上さなえさんと一緒にプレセミナーな
どを行う予定です。

2016年9月、皆さんとともにティルセミナーを盛り上げていきたいと思っています。

それまで元気に夏を過ごしましょう!


▼ノエル・ティルJAPANニュースレター


▽本日の【ノエル・ティルJAPANニュースレター】はいかがでしたか。

・ノエルティル来日セミナーの詳細とお申込みはこちら:

http://www.chiron-school.com/posts/news2.html

ノエルティル個人セッション、まだ数枠残っています!

ぜひご利用ください!

・心理占星術WEBサイト
nicoPla.net:
http://nicopla.net/

新しい記事続々更新中!お時間があるときに覗いみてください。

このニュースレターに対するご意見・ご質問などは、ryuz@rr.iij4u.or.jpまでお送りください。

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2016/6/27「暗記」から「芸術」の域に達する占星術 第33号

▼ノエル・ティルJAPANニュースレター


2016/6/27 第33号「暗記」から「芸術」の域に達する占星術 新里先生


みなさま、こんにちは!

ノエル・ティルJAPANの石塚隆一です。

来日セミナーまであと3ヶ月を切りました!この機会にぜひたくさんのことを吸収したいですね!ノエルティル心理占星術について、すでにいろいろなかたちで勉強されている方、これから勉強してみようと考えている方、さまざまな方々にできるだけ多くのことを吸収していただこうと、いろいろな勉強会を企画中です。前号でちらっとお知らせした占術スクールカイロン大阪教室での講座は詳細が決まりましたのでお知らせいたします。

2016年7月30日(土)& 31日(日)カイロン大阪教室にて

  • ノエルティル心理占星術の基礎(これから勉強される方向けに重要なポイントを1から説明していきます)
  • ノエルティル来日セミナーをより深く楽しむ勉強会(来日セミナーをさらに理解を深める材料として知っておきたいテーマをカバーしていきます)

詳しい情報はこちら:

http://www.chiron-school.com/ishizuka.html

また、8月には東京でも勉強会を企画中、貴重な来日セミナーで多くのことを吸収できるよう工夫していきたいと考えております!

今回のニュースレターでは、オンライン講座:新里ひろきの「ノエル・ティル心理占星術」マスターシリーズを展開中(ニュースレターの最後に情報有り)、来日セミナー時には通訳を行なっていただく新里先生にノエルティル占星術の学び方のヒントを語っていただきます。


▼「暗記」から「芸術」の域に達する占星術    新里ひろき


皆さんこんにちは、新里ひろきです。

早いもので、あと3ヶ月でノエル・ティル来日セミナー開催となりますね。

今年80歳を迎えられるティル先生の言葉を聞ける貴重な体験ですので、占星術ファンならびにプロの占星家の方達にもぜひ参加していただきたいです。

さて、今回はティル先生がよく言われる「芸術」としての占星術について触れてみます。

占星術を真剣に学ぶ際には、他の学問と同じである程度「暗記」が要求されます。

外国語の勉強に単語の暗記が要されるのと一緒で、占星術でも天体やサイン、ハウスについての意味をしっかり記憶することが知識の土台になります(マスターコースでも、太陽・月のサインについての解釈は暗記することが必須です)。

しかし、占星家として実際に活動し始めると、今度は暗記で覚えたこと以上の判断が必要になります。

例えば:

ホロスコープをどのような手順で、どのように分析するか。

コンサルテーションの現場で、クライアントにどのように接するか。

象徴の表す可能性を表現する時に、どのような言葉を使うか。

セッション内容をどのように進めていくか。

どれも普通の教科書ではなかなか学べない内容ですね。ティル先生はこうした次元における占星家の教育に優れる数少ない指導者の一人で、マスターコースにおいては彼のいわゆる「秘伝のソース」とも言えるアプローチや考え方について学ぶことになります。

上記のようなプロ占星家としての課題について真剣に触れ始めると、占星術は単なる暗記ではなく、占星家個人の持つ「人間の理解」「コミュニケーション能力」「人生経験」を全て込めて伝える芸術的表現へと変化します。

そして、あらゆる芸術に共通して言えるのは、「教科書だけ読んで偉大な芸術家になった人はいない」ということです。

いつでも、人の成長には人が必要。個人の持つ独特な才能を発見して伸ばせる実力を持つ指導者を得て初めて、潜在能力が開花するのです。

ノエル・ティルはマスターコースの個人指導により数百人のプロ占星家を生み出し、また国際的なセミナー活動を通じて世界中の占星術家たちに大きな影響を与えてきた存在です。

今回の来日セミナーも、みなさんの占星家としての才能をさらに伸ばしてくれる経験となるのは間違いないと思われます。

今年もまた、日本の占星家の方々とお会いできるのを楽しみにしております。


▼ノエル・ティルJAPANニュースレター


▽本日の【ノエル・ティルJAPANニュースレター】はいかがでしたか。

・新里ひろき先生は、心理占星術研究会主催、新里ひろきの「ノエル・ティル心理占星術」マスターシリーズを行なっています!これは日本で唯一ノエル・ティル先生から正式公認された、ティル式占星術師養成コースです。

詳しい情報はこちら:

http://astro-psycho.jugem.jp/

・ノエルティル来日セミナーの詳細とお申込みはこちら:

http://www.chiron-school.com/posts/news2.html

ノエルティル個人セッションもぜひご利用ください。

・心理占星術WEBサイト

nicoPla.net:

http://nicopla.net/

新しい記事続々更新中!お時間があるときに覗いみてください。

このニュースレターに対するご意見・ご質問などは、

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までお送りください。

皆さんにとって、素敵な1ヶ月になりますように。次回もご期待ください。

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2014/01/03 2014年ノエル・ティル来日へ向けて 創刊号

▼ノエル・ティルJAPANニュースレター


2014/01/03 2014年ノエル・ティル来日へ向けて 創刊号


明けましておめでとうございます。ノエル・ティル来日セミナー運営スタッフのユピテルジョージです。

今年も皆さんにとって素敵な一年になりますこと心からお祈りしています。

本日、これまでにノエル・ティル先生の講座にお越しくださった方に向けて、新しいニュースレターを創刊しました。

それがこのノエル・ティルJAPANニュースレター(隔週金曜日配信)です。

このニュースレターでは、ノエル・ティル式占星術についてのコラムや、新しい来日セミナーの情報などを、皆さまにお伝えします。他では聞けない、ノエル・ティルマスターコースの石塚隆一先生やNico先生、Hiro先生、そして、私ユピテルジョージからの、様々なメッセージも随時お届けします。

これまで年に一度のセミナーでしか得られなかった密度の濃い学びを、このニュースレターを通じて、日々の生活に取り入れ、楽しんでいただければ幸いです。

※また、第1号となる本号はこれまでに来日セミナーや職業占星術セミナーに参加された方にお送りしています。メール配信の停止、もしくはメールアドレスの変更は、下記のURLから随時可能です。もし配信をご希望でない方は、誠にお手数ではありますが、下記のURLからご登録解除くださいませ。

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それでは、今日は、とても素敵なお知らせが2つございます。

一つ目は、2014年の来日セミナーについて。なんと、今年もノエル・ティル先生が日本にカムバックされます!

そして、2つ目は、新しいノエル・ティル先生の翻訳本「The Creative Astrologer」についての情報です。

それでは、石塚隆一先生からのメッセージを、皆さんにいち早くお届けします。

ユピテルジョージ


★【ご挨拶】 2014年ノエル・ティル来日へ向けて 石塚隆一


皆さんこんにちは、石塚隆一です。

西洋占星術界の重鎮、ノエルティル先生が今年も9月に来日します。2011年の初来日から毎年いらっしゃって今年で4回目になります。

占星術の世界ではここ数年「カーディナルクライマックス」が重大なテーマになっています。これはいろいろなシステムが古いやり方を脱皮して、新たな、より深く洗練された方法論を身につけていく流れです。時代が変わるときにはさまざまな問題意識が生まれ、新しい工夫が始まります。政治や社会構造のいろいろな部分が少しづつ変容を進めていますが、日本における占星術の方法論にも同様な変化のプロセスが進んでいます。ノエルティル占星術の上陸もそのような変化を進める原動力の一つになっているのではないでしょうか。

そんなノエルティル先生の来日セミナー、2メートルあまりの長身とオペラで鍛えた声により行われるレクチャーはとてもドラマティックで説得力があります。西洋占星術が心理的な視点を取り入れていく過程に大きく貢献したノエルティル先生の言葉は、人間の心や実際のコンサルテーションに関する洞察に富んでおり、実際のセッションにすぐにでも応用できる知恵が溢れています。

「天体は何もしない、人が物事を行なうのだ」という占星術の実践の姿勢は、占星術のみでなく、人間に対する深い興味と理解に支えられています。セミナーでは、そのようなしっかりした知識と哲学に支えられたノエルティル心理占星術を、創始者の問題意識やこだわりとともにじっくりと説明していきます。過去の来日セミナーでは、ホロスコープの理解を心理的に深めていくための鍵となる基本的な視点の説明や時期的な展開の理解に欠かせないソーラーアーク、レクティフィケーション、健康に関して、職業に関してなど、いろいろなテーマをカバーしてきました。

今回は改めて基本となる心理占星術のアプローチの理解を深め、クライアントとの関わりの中でどのようにそれを活かしていくか、そして、時期的な展開に関する洞察をクライアントとのやり取りの中でどう形成していくかなどのテーマを探求していきます。

また、今回から占いコンテンツを扱う会社テレシスネットワーク社に主催していただき、新たなかたちで展開していきます。日程はこれまでと同様9月半ばの連休を利用して行いますが、場所はお台場が候補地に上がっています。具体的に決定次第ご予約受付を開始したいと思いますのでぜひご期待ください。多くのみなさんにノエルティル占星術の理解を深めていただくためさまざまな工夫をしております。

今回は、また、来日セミナーに向けてノエルティル先生の著書「The Creative Astrologer」の日本語翻訳版の出版を予定しています。これまでにノエルティル先生の著書の日本語訳としては、2011年に「コンサルテーションの世界」を出版しました。この本にはノエルティル心理占星術の概要や重要な手順の説明とともに、実際のコンサルテーションの会話全記録を含む5つのケース例が含まれていたので、彼の心理占星術がどのようなものなのかという実感を掴むには最適な本でした。今回翻訳を行っている「The Creative Astrologer」は、概要だけでは掴みにくかった心理占星術のさまざまなポイントを丁寧に説明し、理解を深めてくれます。

ホロスコープ上の天体を人間が持つさまざまな欲求に当てはめて、それがどのように扱われていくかに注目し、心理学的な知識と結びつけながらどのような行動パターンが形成されていくかを考えていきます。そして、占星術のセッションをシングルセッションセラピーの一つの形として定義付け、どのように効果をあげていくことができるかについて、さまざまな心理学のテクニックを解説・応用しながら考察を深めていきます。

さまざまな心理学やカウンセリングの手法を取り入れていますが、とくにNLP(神経言語プログラミング)でも参考にしているミルトン・エリクソンには造詣が深く、一度ご本人に直接そのことをお伺いした際には、ミルトン・エリクソンについては全ての本を読み尽くしたとおっしゃっていました。そして「The Creative Astrologer」の中でも主要なカウンセリングのテクニックとして紹介しています。

私は、この本の翻訳は、一部は以前に訳し勉強会などの資料として使わせていただいていましたが、今回改めて一冊を通して訳しながら、占星術の実践的な理解を深めるにはとても素晴らしい本だと痛感しております。

現在、粗訳の8割程度できたところですが、「コンサルテーションの世界」でも協力していただいた村上さなえさんにもお手伝いいただきながらこれから丁寧に読みやすい文へとブラッシュアップしていきます。今回も自費出版で進めていきますが、素晴らしい本がみなさまの手に届くようがんばって作業を進めてまいります。作業の進行についてはこのメールマガジンでもご報告してまいります。

2014年来日セミナーは、この「The Creative Astrologer (邦題未定)」の内容に合わせたテーマを扱っていきます。私共チーム「ノエル・ティルJAPAN」では、来日セミナーの際に多くのことを吸収できるような活動やイベントをさまざまな形で行っていきたいと考えております。来日セミナーのみならずそれまでの準備の活動についてもぜひご期待くださいね。

石塚隆一


★編集後記


創刊号のノエル・ティルJAPANニューズレターでは、2014年の新しい来日セミナーの予告、そして、新しい翻訳書籍の情報をお届けいたしました。

実は、本日1月3日は、ティル先生が昨年、ニュースレターを発刊するならこの日にしなさいと、エレクション占星術を通じて選んでくださった日取り。そして、先日の12月31日はティル先生の誕生日でもありました。

大きな節目ともいえるこのタイミングでの、新しいニュースレターの誕生。ノエル・ティルJAPANが力をあわせ、皆さんにとって、学びを加速する、特別な情報をお届けしていきます。

次回以降、ノエル・ティルJAPANの石塚先生、Nico先生、Hiro先生、そして、私ユピテルジョージから、ティル式占星術に関するコラムもお届けします。

※ノエル・ティルJAPANの何名かは、1月中旬には、年に一度、アメリカで開催するティル先生のセミナーにも参加します。こちらのレポートも、皆さんにお届けしたいと思います。

次回以降さらに内容は、深くなっていくでしょう。どうぞ、お楽しみに。

ユピテルジョージ


▼ノエル・ティルJAPANニュースレター


▽本日の【ノエル・ティルJAPANニュースレター】はいかがでしたか。皆さんにとって、素敵な2週間になりますように。次回もご期待ください。

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2014/01/24 アメリカ・ニューアークセミナーレポート 第2号

▼ノエル・ティルJAPANニュースレター


2014/01/24 アメリカ・ニューアークセミナーレポート 第2号


こんにちは、ノエル・ティルJAPANのユピテルジョージです。

この度、1月16日(木)~19日(日)までの4日間、私ユピテルジョージと石塚隆一先生、そして、廣川先生とともに、アメリカのニューアークで開かれたノエル・ティル先生のセミナーに参加してきました。

ティル先生が、通信講座で提供しているティルマスターディグリーコースの、年に一回のセミナー。例年は、全3日間の日程ですが、今年は、全4日間。朝の8時半から夜の8時までティル式占星術について深く学ぶ特別なセミナーです。

前回の予定よりも1週間配信が遅れてしまいましたが、今回は、先週ニューアークセミナー体験した様々な経験を、皆さんと分かち合います。

まず初めにお届けするのが、ノエル・ティル先生へのプレミアムインタビュー。ノエル・ティル先生、そして通訳の新里ひろき先生に、私ユピテルジョージが、今年の来日セミナーのテーマである「クリエイティブアストロロージャー」について、お聞きしています。

【プレミアムインタビュー vol.01】クリエイティブアストロロージャーとは?

▼インタビューの視聴はこちらから

ティル先生が創り出した「新しい占星術」のエッセンスについて、お届けします。ただの技術論ではなく、人間の心を理解するための芸術(アート)として、どのようにティル式占星術が展開されているかを学べる内容です。

どうぞお楽しみください。

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★【コラム】 ニューアークセミナーレポート 石塚隆一


皆さんこんにちは、石塚隆一です。

今回は、ノエルティル・マスターコース対象に行われているニューアークセミナーに参加しましたのでそのレポートをしたいと思います。ちょうど今、次々とさまざまなテーマの講義を聴く合間にこの記事を書いています。

ノエルティル先生のマスターコースに参加すると毎年1月にニューアークで行われるセミナーに参加することができます。必ず参加しなければならないセミナーではありませんが、毎回基礎的な内容から上級な内容までとても深く学んでいくので私はとても楽しみにしています。昨年までは3日間で行っていましたが、今年は4日になり、ノエルティル先生の他に5人のアシスタントティーチャー(来日セミナー時に復習会を行っていただいた新里先生のエリザベス先生も講義をします)の講義もありとても充実した内容です。

私は2010年に最初に参加して、その後毎年参加していますが、毎回内容がいろいろ工夫されとても勉強になっています。中でも印象に残っているのは、「ティル&テリー・タンゴ」。これは毎年慣例的に行われているもので、マスターコース卒業生であり、心理療法士であるテリーさんが幾つかのクライアントのチャートを持ってきて、それをティル先生が初見で1分~2分程度で分析し(いつも新里先生がストップウォッチで時間を測っています!)、要点を説明するというもの。テリーさんの「答え合わせ」でとっても盛り上がります。

また、今回のプログラムには含まれていませんが、過去のセミナーでは日本語訳本「ノエルティル・コンサルテーションの世界」の中で紹介されているケース例のように、クライアントとの会話の録音テープを途中でホロスコープの解説をはさみながら聴いていくという講義もありました。話の進め方やクライアントの声から状況を推測するなどとても実践的な学びの場でした。

そして、今回のセミナーは、最初の講義が「現在という概念の拡張」というとても深いテーマで始まりました。つまり、過去の経験の積み重ねが現在を作り、現在の期待が未来を形成していくということについて洞察を深めました。さらに、過去は生まれた時点から始まっているということから人間に関する理解を深めました。そのような深い講義から、対人関係、職業プロファイリング、遠い天体のトランジットやプログレスの月など基礎的なテーマ、さらにコンサルテーション時にどのようにクライアントから深い話を聴き出しホロスコープの分析に結びつけていくかなどとても充実した内容の講義が続きました。

また、講義ではありませんが、一昨年から慣例化しているマシューさんのマジックショー、今年も行われました!マスターコース受講生であるマシューさんは政府の情報関係の仕事の他マジックのプロでもあります。そんなマシューさんが毎年素晴らしいマジックと楽しいおしゃべりで受講生を楽しませてくれています。

そして、1年の間にコースを卒業した人がみんなに称えられ拍手を浴びる時間があります。今年は日本在住でコースに参加している中で一番に卒業された廣川さんが拍手を浴びました。廣川さんおめでとう!お互いの進歩や業績を称え合い喜び合う姿勢はとても爽やかに感じます。

休み時間や食事、夜のバーでのおしゃべりなど、受講生同士の交流もとても活発で、家族のような心のつながりがあります。男性も女性もいろいろな年齢の方が参加しています。占星術を使って人々の人生のために役立とうというテーマを共通して持つ仲間なので、いろいろな深い話をすることができます。私にとっては、毎年のニューアークセミナーはそのような意識を持つ仲間が熱心に勉強を進めていることを確認できる場としてもとても重要です。いつも励まされます。

こうして、ノエルティル先生の占星術をしっかり学んでいくと、いつも人間について、お互いに対して何ができるかをよく考え、実践していく姿勢ができていくことも魅力のひとつです。日本で勉強を進めるみなさんの間でもそのような感覚を共有していけると嬉しいです。

さて、前回ご報告した「The Creative Astrologer」の翻訳ですが、下訳はだいたい終わり「校正作業」に入っています。この校正作業というのは翻訳を読みやすくするために欠かせないプロセスです。できるだけみなさんがスムーズに読んでいただけるよう数か月かけて校正作業をじっくり進めていきます。次回はこの校正作業中に出てきた苦労話などをお伝えしようと思います。

石塚隆一


★編集後記


今回は、ニューアークセミナーを中心として、インタビュービデオや、コラムをお届けしました。楽しんでいただけましたでしょうか。

メールマガジンのバックナンバーや今年のセミナーの詳細などをご紹介する、ノエル・ティルJAPANの公式サイトも目下製作中。こちらも、リリース次第、こちらのニュースレターでお知らせします。

ビデオインタビューは、さらに次回以降も続きます。次回も、どうぞお楽しみに。

ユピテルジョージ


▼ノエル・ティルJAPANニュースレター


▽本日の【ノエル・ティルJAPANニュースレター】はいかがでしたか。皆さんにとって、素敵な2週間になりますように。次回もご期待ください。

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2014/02/07 翻訳現場を覗いてみましょう! 第3号

▼ノエル・ティルJAPANニュースレター


2014/02/07 翻訳現場を覗いてみましょう! 第3号


こんにちは、ノエルティルJAPANのユピテルジョージです。

いよいよ2月になりましたね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

私たちノエルティルJAPANは、9月の来日講座に向けて、今月から、様々な準備をスタートしていきます。4回目となる今回からは、占いコンテンツを扱う会社テレシスネットワーク社のご協力のもと、新たな形で展開していきます。

日程はこれまでと同様9半ばの連休を利用して行いますが、場所はお台場が候補地に上がっています。具体的に決定次第、ご予約受付を開始したいと思いますのでぜひご期待ください。

そして、前回お届けしたニューヨークからのプレミアムインタビューはご覧いただけましたでしょうか。

ノエル・ティル先生、そして通訳の新里ひろき先生に、私ユピテルジョージが、今年の来日セミナーのテーマである「クリエイティブアストロロージャー」について、お聞きしています。

【プレミアムインタビュー vol.01】クリエイティブアストロロージャーとは?
▼インタビューの視聴はこちらから

そして、今回第2回目のインタビューがリリースしました。
今回は、従来の古い占星術と、ノエルティル式心理占星術の違いについて、質問しています。
ノエル・ティル式の心理占星術は、何が特別か、そして、人間に対するどのような洞察に基づいているかを、分かりやすく学ぶことができます。

【プレミアムインタビュー vol.02】従来の占星術と、新しいノエルティル式心理占星術の違いについて

▼インタビューの視聴はこちらから

今回も、とても密度の濃い内容になっていますので、どうぞお楽しみください。

そして今日は、今年発刊予定のノエル・ティル著「The Creative Astrologer」の翻訳本について、石塚隆一先生からとても面白いエピソードが届いています。占星術の洋書がどのように翻訳されていくか、皆さんも気になりますよね。その現場を覗いてみましょう。

ユピテルジョージ


★【コラム】翻訳作業報告・ノエルティル先生の独特な言い回し 石塚隆一


皆さんこんにちは、石塚隆一です。

今回のニュースレターは、ノエルティル先生の著書「The Creative Astrologer(クリエイティブな占星家、邦題未定)」の翻訳を進めながら感じたことをお伝えしていこうと思います。

現在、翻訳は下訳が完成し、出版へ向けて文を読みやすく整えていく作業を進めております。この校正作業、なかなか大変な過程です。英語は同じ文でもいろいろなかたちで日本語に訳すことができ、特にノエルティル先生は詩人のような言葉の使い方をすることがよくあるので工夫が必要です。同じフレーズでも、文脈や視点を変えるとさまざまな意味に捉えることができるのです。

日本語訳前作の「コンサルテーションの世界」でも苦心をしました。必ずしも「正解」かどうかわかりませんが、さまざまな文脈で出てきたときにも通じるような訳語を見つけるよう心がけております。

例えば、月の象徴を語る際にとても頻繁に出てくる「reigning need」という言葉。「reign」という単語は支配する、君臨する、統治するなどの意味があるので、だいぶ以前私が資料のために個人的に訳していた際には、君臨する欲求、支配的欲求などの言葉を使っていました。しかし、「コンサルテーションの世界」の翻訳時、改めてよい訳語を探してみました。その際、ノエルティル先生の説では、ホロスコープ上の天体はさまざまな次元の「欲求」を表し、月はそれら全体を統括し充足を深めていく中心になる天体だと考えていることを重視し、「統括的欲求」と呼ぶのがわかりやすいのではないかという結論になりました。

確かに、君臨する欲求、支配的欲求などと訳しても間違いではないでしょう。また、統括的欲求と言ったところですぐに言わんとしているイメージが伝わるわけではありませんが、いろいろな側面を検討しながらなるべくわかりやすい言葉を選んでいます。

また、ノエルティル先生は象徴を形容する際も独特な言い回しを多用します。例えば、ノーアスペクト(ノーアスペクトの天体自体、ティル先生は「ペレグリン」という古典の用語を独特に当てはめて使っています)の天体のイメージを形容する際に、決まり文句として「run away with the horoscope」というフレーズを使います。「run away」というと逃げるという意味ですが、もしホロスコープから飛び出して一人だけで逃げていくなら通常「run away from the horoscope」となります。
しかし、ティル先生のフレーズは「with the horoscope」となっていて、ホロスコープを持ち逃げする、つまり、ホロスコープ全体を抱えて暴走する様子を語っているのでしょう。

今回の「The Creative Astrologer」を訳している際にもこのようなさまざまな独特な表現をわかりやすく訳す工夫が必要になっています。「The Creative Astrologer」では、「projection」という言葉が何度も出てきます。この言葉は、「project」という「投射する、印象を与える、予測する、提案する」などの意味の動詞から派生しているのですが、さまざまなニュアンスがあります。
心理学では、この「projection」という言葉は、自分の心の中にある要素を他人に重ねながら認識する「投影」という概念に対応する言葉です。しかし、「The Creative Astrologer」の中では、自分の中にある動機を未来へ向けて投射していくという文脈でよく使われます。この場合、計画を立てる、予測するなどの意味で使っているのでしょう。

このような点についてどうしたらよいかと考えながら参加した1月のニューアークセミナーでは、ちょうどその部分テーマを扱っていました。前回の記事でご紹介した「現在という概念の拡張」という講義の中で、「projection(予測)」と「prediction(予言)」の概念の違いを扱っていました。さらに、理想的な占星術では「prediction」を「projection」として行なっていく必要があるという考え方を講義していたのです。

説明の中で、「projection(予測)」はそれまでの経験を延長して未来を予測することとして説明していました。つまり、ある会社でこれまでに実績をこれだけ積み上げてきたのだからその流れでいくと2年後には課長に昇進し、5年後に部長に昇進し…といった予測です。
それに対し、「prediction(予言)」というのは主に経験の延長ではない変化について予測することがポイントです。つまり、経験の流れに対して一見異なる方向へ突然にやってくる変化を予見するということです。

占星術をうまく活かすと、そのような「prediction」を行うことができるというのです。しかし、ノエルティル先生はそのような変化も「以前の同じような象徴に対する反応を追跡し考慮に入れることによりprojectionのように経験の積み重ねとして予測を組んでいくことができる」という考え方を提示しました。

まさに、このようなテーマは「The Creative Astrologer」の中でも考察が進められています。これらの概念も参考に、最終的に読みやすく理解しやすい文章を作れるよう懸命に作業を進めております。来日セミナーに間に合わせるべく、今年の夏頃にはみなさまのお手元に届けられるよう頑張っておりますので、ぜひご期待ください。

石塚隆一


★編集後記


今回は、ティル先生のプレミアムインタビュー、そして、新しい書籍「The Creative Astrologer」の翻訳現場からのレポートを楽しんでいただけましたでしょうか。
プレミアムインタビューはもちろんのこと、今回の翻訳のコラム(projectionとprediction)からも、ノエルティル式占星術の持つ、世界観の広がりと奥深さを感じますね。

我々ノエルティルJAPANも、毎回ティル式占星術を学ぶ度に、新しい発見と気付きを手に入れています。

次回は、いよいよプレミアムインタビューの最終回。次回も非常に密度の濃い内容です。どうぞお楽しみに。

ユピテルジョージ


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▽本日の【ノエル・ティルJAPANニュースレター】はいかがでしたか。皆さんにとって、素敵な2週間になりますように。次回もご期待ください。

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2014/02/21 今年の来日セミナーは、お台場!意外な歴史で繋がる過去と未来。第4号

▼ノエル・ティルJAPANニュースレター


2014/02/21 今年の来日セミナーは、お台場!意外な歴史で繋がる過去と未来。第4号


こんにちは、ノエルティルJAPANのユピテルジョージです。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

いよいよ今日は、全3回シリーズとなるニューヨークからのプレミアムインタビューの最終回をお届けします。

今回は、ノエル・ティル先生の占星術の中心的なテーマの一つである「家族関係」について、詳しく質問していく特別な回。とても密度の濃い内容ですので、今回もどうぞお楽しみください。

【プレミアムインタビュー vol.03】ノエル・ティル式占星術における「家族関係について」

▼インタビューの視聴はこちらから

そして今日は、9月13日(土)14日(日)15日(月・祝日)に開催するノエル・ティル先生の来日セミナーについての新しい情報をお届けします!

これまで中野サンプラザにて開催してきた来日セミナーですが、今年から、心機一転。2020年の東京オリンピックの舞台の一つともなる「お台場」にて開催します。

今日は石塚先生から、会場からの特別レポートが届いています。お台場の歴史から読み解く、非常に面白い論考です。
幕末のペリー来航と、現代との深いリンク。そして、ノエル・ティル式占星術がもたらす、日本へのインパクトについて、とても深い洞察にあふれたレポートです。どうぞお楽しみください!

ユピテルジョージ


★【コラム】今年の舞台は、お台場!意外な歴史で繋がる過去・現在・未来。


皆さんこんにちは、石塚隆一です。

今回は9月の来日セミナーの際に会場となる臨海副都心の場所に行ってみました。会場に予定しているのは東京ファッションタウンビル内の研修室。近くには東京ビッグサイトや東京港、有明埠頭フェリーターミナルなどがあります。「お台場」と言った方がイメージしやすいかもしれませんね。1993年にレインボーブリッジができ、世界都市博覧会の開催予定などで開発が進み、1997年にフジテレビが移転したことなどで知名度も上がりました。

私は実はこの日、会場の場所の下見だけでなく、日本科学未来館のプラネタリウムを見に行くのも目的でした。そう、会場のそばにはさまざまな魅力的な場所もあります。音楽好きの人々ならライブハウス・ゼップ東京などでおなじみかもしれませんね。今回の来日セミナーはそんな「お台場」の東側、りんかい線の「国際展示場」駅の近くの定員100人ほどの研修スペースで行なおうと計画を進めています。

この「お台場」、実は江戸時代の1853年にペリーの黒船艦隊が来航して幕府に開国を迫った際、幕府は江戸の直接防衛のため洋式の海上砲台を建設、その台場を幕府に敬意を払って「御」をつけて呼んだことがその名前の由来ということです。お台場は、鎖国をしていた日本が外国に対して開いていくという歴史上の重要な変化の際に関わっていたのですね。ノエルティル先生の来日は、ある意味で日本の占星術界にとってペリーの来航のような動きかもしれません。もちろん西洋占星術は海外で発展したものですが、日本でも独特なかたちで理解が深まっていっています。しかし、海外と日本の文化の違いもあり、象徴の働きの理解として日本独特なかたちで培われていっている部分もあります。ときどき、ローカルで独特に深まっていった部分とグローバルな視野が触れ、理解の次元のギアチェンジが起こるのでしょう。ちょうど今、そんなギアチェンジが進んでいるとイメージしてみるとよいかもしれません。

ある程度しっかりした体系を持つ学問や分野は、基礎的な下地がしっかりできてくると一段階上の視点を理解する素地ができ、さらに深い洞察の次元へと進んでいきます。英語の学習を例にとれば、最初は英語の羅列がまったくチンプンカンプンに見えていても、日常的に使われるある程度の単語数を理解すればその範囲の文を読んだときに意味が分かるようになります。リスニングや会話の経験が積み重なりある程度の量になると「日常的」な範囲の会話は問題なくやり取りできるようになります。このような学習過程の階段のような進み方(ギアチェンジ)は、個人的な学習だけでなく、集団的な文化や社会が学習していく姿にも、それは見られるでしょう。とくに、文化や社会がこのようなかたちで学習を進めていく過程はトランジットの外惑星のアスペクトの象徴に関連づけて観察することができるでしょう(個人の場合は、出生図に対する外惑星のアスペクト)。

ノエルティル先生の来日は、いわゆる「カーディナルクライマックス」、つまり土星と天王星、冥王星のTスクエアが形成されていた2011年に始まりました。つまり、いろいろな側面で物事に対する集団的な理解が一段深まっていく過程がグンと進んでいく流れです。実際、ペリーが来航する数年前の期間にもこの冥王星、天王星、土星が次々とコンジャンクションし、理解力が一段と深まる素地を作っていたことが考えられます。

また、この「お台場」というのは、私の感覚では「ノエルティル心理占星術」の要点をとても象徴的によく表していると感じています。つまり、「ノエルティル心理占星術」の心理学的な癒しにつながる重要なポイントは、「幼少期に形成されたがすでに必要なくなっている防衛メカニズムを客観的に認識し、防衛というかたちで利用することから卒業し、しかし、これまでの人生でそれらを利用しながら培ってきたものを、より充実した未来のために有効に利用していきましょう」ということです。そして、この「お台場」は、ずっと昔ペリーの来航に対する「防衛」のために作られ、今ではとうの昔に防衛の目的は卒業し、新たに生まれ変わりながら東京や日本の未来を作るための重要な役割を担っています(2020年のオリンピックでも活躍しそうですね)。

このようなお台場という場所で9月に開催されるノエルティル来日セミナー、皆さんぜひご一緒に占星術の理解をグンと深めていきましょう。

石塚隆一


★プレミアムインタビュー・バックナンバー


これまでのプレミアムインタビューは、こちらからご覧いただけます。

【プレミアムインタビュー vol.01】クリエイティブアストロロージャーとは? 

▼インタビューの視聴はこちらから

【プレミアムインタビュー vol.02】従来の占星術と、新しいノエルティル式心理占星術の違いについて

▼インタビューの視聴はこちらから


★編集後記


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