2014/06/07 テクノロジーと占いの融合(鷹石社長 スペシャルインタビュー vol.01)第12号

▼ノエル・ティルJAPANニュースレター


2014/06/07 テクノロジーと占いの融合(鷹石社長 スペシャルインタビュー vol.01) 第12号


こんにちは、ノエル・ティルJAPANのユピテルジョージです。

先日、今年の来日セミナーの共同主催者であるテレシスネットワーク株式会社の鷹石 惠充社長にお会いして、ロングインタビューをいたしました。

鷹石社長は、現代の占いコンテンツの礎を築いた、知る人ぞ知る日本の占いコンテンツ文化の立役者。今年の1月には、地上波の番組「東京の社長.TV」にも出演されていらっしゃいます!

東京の社長.TV 鷹石 惠充社長「運命に残る仕事を行う」
http://j-president.net/tokyo/telsys/

そして、今回から3回に分けて、ノエル・ティルJAPANニュースレターの愛読者の皆さまに向けて、鷹石社長への特別インタビューをお届けします。

鷹石社長の日本の占い文化への貢献の軌跡。そして、これからの日本の占いの世界へと抱く熱い思い。そして、今回の来日セミナーへの強い思いとビジョンを感じていただければ、嬉しいです!

また、9月13日(土)~15日(月・祝日)の3日間、お台場で開かれる来日セミナーの詳細と、予約方法については、6月中にテレシスさんからリリースする予定ですので、今しばらくお待ちください! 個人セッションもその前後の日程で開催する予定です。

それでは、どうぞお楽しみください!


★鷹石社長 スペシャルインタビュー vol.01(聞き手:ユピテルジョージ)


ユピテル:鷹石社長は、インターネットがない、そればかりか、もちろんパソコンも一般的ではなかった1980年初頭から、現代の占いコンテンツの基盤ともいえるコンピューター占いを製作されてきました。テクノロジーと占いを融合し、よりよい占いを、リーズナブルに、多くの人たちにお届けしたいという思いを強く持って活動されてきています。「テクノロジーと占いの融合」への、鷹石社長の思いについて、聞かせてください。

鷹石社長:もともと私は理系の学生でした。私が大学生の時には、時代的にも、コンピューターはまだ出始めの時でしたね。
私の占いとの出会いは、浪人生の頃。ひどく落ち込んだ時、12星座占いを読みました。そこで、西洋占星術と出会ったのです。西洋占星術は、ロジカルに人間の感情を説明し、その感情のパターンのベースに、運命が導かれるということが、印象深く残りました。

太陽星座だけでなく、その他の惑星も見るというのも、当時、新鮮でした。天体の運行の周期性が、人間の心理学的な運命に通じていくのが、自分の感覚にピッタリ来ました。何かこれは、人生の「法則的なもの」がベースにあるんだなと、思ったのです。

私はその惑星の動きをパターン化して、コンピューターを使い、合理的にデーターを提供できるのではと考えました。

そして、大学に入ってからは、占星術の勉強を始めました。もう30年以上前になりますね。

日本の西洋占星術の第一人者である門馬寛明先生に師事をしました。この頃は、同時にコンピューターも出てきた時でしたね。

当時は、街頭占いが中心でした。街頭占いは、10分何千円で、学生の人が気軽に受けられませんでした。当時の占いの世界は、本当に深刻に悩んだ人が受けるような、マニアックな世界に見られることが多かったんです。

大学生の私は、こういう状況をテクノロジーの力で、何とか出来ないかと考えたのです。ちょっと悩んだ時に、悩みの出口のきっかけにするようなものを提供できないかと思いました。

また、心理分析という意味で、西洋占星術は、理論的に優れていました。私は、この占星術の魅力を、多くの人に接してもらうためにも、まるでT型フォードのように、機械で処理して、大量生産し、リーズナブルに高度な占いを提供する方法論を考えついたのです。

ユピテル:誰も思いついたことのないアイデアを、具現化したのですね。

鷹石社長:コンピューターを使った占いが、これからの時代の中で、一人で抱え込まずに友人に相談するきっかけを作ったり、恋愛の男女の気持ちのギャップを認識する材料になるだろうと、思いを込めました。

ユピテル:その当時苦労されたことはどんなことでしたか

鷹石社長:1980年代初頭は、コンピューター占いは、ドットインパクトプリンタなどで販売していました。そのため、当時まだ店頭でしか販売できないものでした。
もう30年以上前ですが、当時は、NECの初期のPC8000というコンピューターでしたね。自前で、プログラムを作って、惑星計算をして、作っていました。

ユピテル:その時はおいくつだったのですが?

鷹石社長:当時はまだ21歳でしたね。

ユピテル:お若い!!!!!!

鷹石社長:こういうサイン・コサインなどの数式を作りながら…惑星軌道を計算していくのです。(※非常に分厚く、複雑な数式表の冊子を見せていただきました。)

当時は、手計算だと1時間位かけて計算していました。でも、コンピューターが使えたことで、ホロスコープが、一瞬にして作れます。とても可能性が広がりましたね。こうしたプログラムや機械の製作のために、機械から作っていくので、当時、1億5000万くらいの制作費がかかりました。

ユピテル:なんと本当に大きな費用をかけたのですね!!!情熱と強い思いがなければできないことです!!!

鷹石社長:あとは、当時は、占いに対する偏見も強かったですね。一時天中殺などのブームなどもありましたが、今のように占いが一般的に受け入れられるようになったのは、ほんの、ここ10年くらいですね。

私がこの会社を作った理由。それは、多くの人に幸せになってもらうツールとしての占い。こういう価値を提供できる組織を創りたいという思いからです。

そして、大勢の人たちに、高度な占いを届けるためには、ドットインパクトプリンタを使った店頭販売では不十分で、「通信」しか無いだろうと思いました。その後、手がけたのがダイアルQ2(電話による有料情報サービス)の占いでした。そういう意味では、コンテンツというのは時代によって、乗り物が変わりますね。

ユピテル:大きな時代の変化の中でも、変わらないものはありますか?

時代の変遷の中で変わらない、私たちの仕事の意義は、「運命に係る仕事」であるということですね。大成建設さんの「地図に残る仕事」というキャッチコピーがありますが、「運命に残る仕事」を社会に提供していこうというのが私たちの社是であり、使命です。

占い師によってひとつ間違えると運命が壊される。時に、そんな危険もある仕事です。だからこそ、会社として、皆さんの運命に関わる仕事だということを念頭に置いて、こころを込めて、仕事をしていますね。

(第2回目に続く)


★ニューヨークプレミアムインタビュー


ニューヨークからお届けする3回シリーズのプレミアムインタビュー。今年の来日セミナーのテーマでもある「クリエイティブアストロロージャー」について、とても分かりやすく理解できるビデオです。こちらもどうぞお楽しみください。

【プレミアムインタビュー vol.01】クリエイティブアストロロージャーとは?

▼インタビューの視聴はこちらから

【プレミアムインタビュー vol.02】従来の占星術と、新しいノエルティル式心理占星術の違いについて

▼インタビューの視聴はこちらから

【プレミアムインタビュー vol.03】ノエル・ティル式占星術における「家族関係について」
▼インタビューの視聴はこちらから


★編集後記


今日のニュースレターは、鷹石社長へのインタビュー第1回目をお届けしました!日本の占いコンテンツの礎を築いた、鷹石社長。世界的に見ても、日本の占いコンテンツは、トップレベルのクオリティ。そして、独自の発展を遂げています。今日はこうした歴史について、深く学べる特別な回になりました。

今週もあなたにとって、決意とエネルギーにあふれた素敵な1週間になりますように。それでは、次回もお楽しみに!!

(ユピテルジョージ)


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▽本日の【ノエル・ティルJAPANニュースレター】はいかがでしたか。皆さんにとって、素敵な2週間になりますように。次回もご期待ください。

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