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2016/8/8 ノエル・ティルの魅力 第34号

▼ノエル・ティルJAPANニュースレター


2016/8/8 第34号 ノエル・ティルの魅力 nico先生


みなさま、こんにちは!

ノエル・ティルJAPANの石塚隆一です。

もう来月にはノエルティル先生が来日します!

先月、8月に東京でも勉強会を企画中とお知らせしましたが、少し予定がずれ9月の頭に予定が決まりました!

9月3日18時 – 21時、場所は吉祥寺永谷シティープラザ「SPACE40」。最初の頃に占術スクールカイロンで利用していた懐かしい教室です!テーマは今回の来日セミナーでも深く探求する「クリエイティブにコンサルテーションの流れをつくる」ことをとりあげ、私、石塚隆一とnico先生が講義をいたします。来日セミナー参加者の方は2000円、一般5000円です。お問合せお申し込みは石塚までメールをください:ryuz@rr.iij4u.or.jp

また、7月末に大阪カイロンで好評をいただいたノエルティル心理占星術基礎講座を8月後半に東京でも行ないます。詳しくは占術スクールカイロンHP:

http://www.chiron-school.com/ishizuka.html

さらに、9月13日には、大阪カイロン教室にてnico先生と村上さなえ先生のコラボで「コンサルティング&ライティングの極意」というテーマでスペシャルセミナーを行います!村上さなえ先生は占星術を含め多数の著書をお書きになっており、また、ノエルティル「心理占星術1・2」においては編集を担当していただき、読みやすい文に仕立てていただきました。スペシャルセミナーの詳細は:

http://www.chiron-school.com/osakanico.html

なお、この9月13日はティル先生が日本に到着の予定、本セミナー後、ホテルにてお出迎え会も企画をしております!

そして、来日セミナー後の9月20日には復習セミナーも企画中!これは、来日セミナーご参加の方のみが参加できる特別復習会として企画をしています。

さて、今回のニュースレターでは、nico先生にノエル・ティル占星術の魅力について語っていただきましょう。


▼  ノエル・ティルの魅力 nico先生


皆さま、こんにちは。

暑い盛りが続いていますがお元気ですか?

衆院選、都知事選と終わり、ようやく静かな日常が戻ってきました。しかし、ここから本格的に様々な国のシステムの見直しが行われていくことになります。安全保障問題、法改正問題、消費税やTPP、ユーロ危機等、話し合われるべき問題は山積みです。

そんな中、いよいよ来月9月13日にティル氏が来日します。参加予定の方準備はいかがでしょうか。もしかしたら、ティルセミナーを通して学んだことが、未来への希望の懸け橋になるかもしれません。心理占星術を通して、皆さんと一緒に時代を考えることができたら面白いのではないか、そんなふうに思っています。参加者の方々、どうぞよろしくお願いします。

ティルの魅力を伝えること。

それがこのニューズレターの目的ですが、今回、改めてティルの著書を開いてみたところ、ノエル・ティルという人物は、ホロスコープを現場で利用する技術の発展に尽力し、また人を理解することにエネルギーを費やした人なのだなと改めて思うに至りました。

“Must be to relate the horoscope to the human being”
ホロスコープを人間に関連付けなければならない。

このティルの言葉こそが、単純だけれど難しい心理占星術の世界です。これから現場に出ようとしている人も既に現場を体験している人も、ティルのホロスコープとの向き合い方を今一度しっかり学んでもらえたら、また違った占星術の面白さに出会えるのではないかと思っています。

他にもまだたくさんのティルの魅力があります。

そのひとつティル独特の言葉の言い回し、表現方法といった「慣用句」の使い方にあります。

象徴はイメージの世界ですが、そのイメージは的確に表現されなければ人と共有することはできません。適切かつ個性的な「慣用句」を使い、象徴の理解を促す。ティルはそれがとても上手なのです。

いくつか例をあげてみましょう。

スクエアというアスペクトを表現したあまりにも有名な「慣用句」    —development tension(成長のための緊張)。

12ハウスの難しさは、“be blanketed by circumstances(環境からブランケットでおおわれてしまう)”という表現を使って説明しています。

また、山羊座の水星の欲求ついて、“needs to hear the grass grow(草が育つ音を聞く)”ほどに注意深く戦略的に利用したいと表現したり、ノーアスペクトの天体に関しては、“running away with the horoscope in termsof the peregrine planet’s house rulership(ノーアスペクト天体は、その天体が支配しているハウスのテーマにおいてホロスコープ全体を引っ張りまわすほどの)”と説明したりしています。

いずれにしても、一度聴いたら忘れないほどのインパクトのある「慣用句」を用いて、私たちに豊かな象徴イメージを提供してくれるのです。

皆さんもぜひ、書籍やセミナーを通して、お気に入りの「慣用句」を見つけてください。

きっとホロスコープを理解するうえでとても参考になるはずです。

こんなふうに楽しみ方いろいろなティル来日セミナー。

石塚氏と一緒に予習会、復習会、また村上さなえさんと一緒にプレセミナーな
どを行う予定です。

2016年9月、皆さんとともにティルセミナーを盛り上げていきたいと思っています。

それまで元気に夏を過ごしましょう!


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▽本日の【ノエル・ティルJAPANニュースレター】はいかがでしたか。

・ノエルティル来日セミナーの詳細とお申込みはこちら:

http://www.chiron-school.com/posts/news2.html

ノエルティル個人セッション、まだ数枠残っています!

ぜひご利用ください!

・心理占星術WEBサイト
nicoPla.net:
http://nicopla.net/

新しい記事続々更新中!お時間があるときに覗いみてください。

このニュースレターに対するご意見・ご質問などは、ryuz@rr.iij4u.or.jpまでお送りください。

皆さんにとって、素敵な1ヶ月になりますように。次回もご期待ください。

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2014/05/03 ティル理論と心理学の関係 第9号

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2014/05/03 ティル理論と心理学の関係 nico先生 第9号


こんにちは、ノエルティルJAPANのユピテルジョージです。

ゴルデンウィークいかがお過ごしでしょうか?

今日はノエル・ティルJAPANのnico先生が初登場!!ティル先生の心理占星術の背景にある「心理学」について、nico先生が分かりやすく紐解いていきます!どうぞお楽しみください!


★ティル理論と心理学の関係 nico先生


こんにちは、nicoです。

皆さん、占星術のお勉強は進んでいますか?

今回の来日セミナーは会場がお台場、また石塚氏が翻訳を手掛けている「TheCreative Astrologer」が出版されるということもあり、何か新しいことが生まれそうな予感がしています。どちらも本当に楽しみですね。

先日、「ティル先生の来日までに、チャートが読めるようになりたい」という方が勉強にいらっしゃいました。「心理占星術―コンサルテーションの世界を買って読んでみたのだけれど、内容がよくわからなくて…」ということでした。実はこの感想、よく耳にします。ティル先生のホロスコープ分析のためのステップは非常にシンプルなもの――例えば半球の強調、太陽と月のブレンド、成長のための緊張のアスペクト等――が多いのですが、それらをさらっと学習して理解できるかというと、それがなかなか難しかったりするのです。なぜかというと、ティル先生のシンプルな分析プロセスの背景には、かなり高度な心理学的体系が隠れているからなのです。ティル先生は心的力学の広範にわたる学びをとおして、あのような分析プロセスにたどり着いたということですね。

その点を知ってもらいたいという思いもあり、1年ほど前に石塚氏やティル勉強会の仲間たちと、1冊の本を出版しようという計画が上がりました。12冊のシリーズから成っている「The Principles and Practices of Astrology(占星術の原理と実践)」のVol.5、「Astrology and Personality(占星術とパーソナリティ)」です。この本は今からちょうど40年前、1974年に出版された、占星術の理論の中にパーソナリティ心理学――全体としての人間の理解を深めよう――の要素を取り込むという、大胆な発想のもとに書かれた本です。

第1章のクルトレヴィン「Gestalt Field Theoryゲシュタルトの場の理論」から始まって、第2章はユング「Attitudes and Functions態度と機能」、第3章はマレーとマズロー「Needs 欲求」、第4章はアドラー「Superiority and Inferiority 優越感と劣等感」、第5章フロイト「The Unconscious 無意識」と続きます。

例えば、第1章のゲシュタルト理論を占星術のハウスの考え方につなげて、ティル先生はこのように書いています。

ホロスコープは、そのようなパーソナリティの「場」を表します。ドイツ語で、占星術用語の「ハウス」は、フェルト(Feld)といい、場(field)を意味するのです。パーソナリティの全体性が経験の場に分けられるのと同様に、ホロスコープはゲシュタルト、つまりパーソナリティの「構築された全体の形態」です。それは現実を表すひとつの方法論なのです。

場の理論――「自分は場の中にいる」と共に「場を構成する一部」でもあると、「内側の自分」と「外の世界」が創造的な関係を持つことを重視する――を理解することで、ハウスもより学びが深まるということですね。

ティル先生は、月何冊か心理学や自己啓発に関する本を読むよう言います。それは、ホロスコープの理解を深めてくれるだけでなく、現場でのクライアントへのアドバイスに非常に役に立つからです。マスターコースでも「家族問題の洞察に役に立った本をいくつか挙げよ」という課題があります。こちらの翻訳本は、先の「The Creative Astrologer」の出版を待ってからということになりました。いつか皆さんにお披露目できる日が来ると思います。

最後に、ティル先生にお墨付きをもらった心理学の本、M・スコット・ペック「愛と心理療法」のご紹介です。この本は私の20年来の愛読書です。「人生は困難なものである」から始まるこの本は、私のコンサルテーションの現場を支えてくれています。特に、土星がトランジットしているクライアントの鑑定の際、この本に書かれていることを伝えることが多いです。なぜなら、相談内容によっては、どうしても良い話だけできるわけではない時があるのです。現実的な話をしなければならない時、自分自身が変わっていかなければならない時、本人にとって厳しく聞こえるようなことを伝えなければならない時、この本の言葉を指針にすることで、勇気を持ってコンサルテーションに臨むことができています。

皆さんもぜひ、人間理解を深める本を手に取ってみてください。きっとティル先生のホロスコープ分析の理解も深まるはずですし、またホロスコープ解釈もさらに磨きをかけることができるはずです。

nico


★ニューヨークプレミアムインタビュー


ニューヨークからお届けする3回シリーズのプレミアムインタビュー。今年の来日セミナーのテーマでもある「クリエイティブアストロロージャー」について、とても分かりやすく理解できるビデオです。こちらもどうぞお楽しみください。

【プレミアムインタビュー vol.01】クリエイティブアストロロージャーとは?

▼インタビューの視聴はこちらから

【プレミアムインタビュー vol.02】従来の占星術と、新しいノエルティル式心理占星術の違いについて

▼インタビューの視聴はこちらから

【プレミアムインタビュー vol.03】ノエル・ティル式占星術における「家族関係について」

▼インタビューの視聴はこちらから


★編集後記


今回もとても読み応えのあるコラムでしたね! 今回、nico先生からコラムを受け取り、驚いたのですが、M・スコット・ペック「愛と心理療法」は、私も大学生時代に、非常に大きな影響を受けた本でした。

「愛と心理療法は」当時大失恋のさなかにあった学生時代の私に、「愛することとは何か」について、とても深く考えさせ、今の私の考え方の基盤を作った大事な本の一つでした。エーリッヒ・フロムの「愛するということ」とともに、深く読み込んでいった記憶は、私自身の青春の大事な1ページになっています。

人生を大きく変える書籍なので、手にとって読み込んでみてください。本当に深い気付きを与えてくれるでしょう。

それでは次回の配信もどうぞお楽しみに!

ユピテルジョージ


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2014/08/02 2ハウスと自己価値の感覚について 第19号

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2014/08/02 2ハウスと自己価値の感覚について nico 第19号


こんにちは、ノエル・ティルJAPANのnicoです。

暑い日が続いていますが、皆さんお元気ですか?これからが夏本番。元気に猛暑を乗り切りたいですね。

ティル来日セミナーが1か月半に迫り、私たちティル来日スタッフも気合が入
りつつあります。そこで今日は来日セミナーに向けて、参加者の方々のために、
ティル占星術の予習をしていきたいと思っています。

この度、4年ぶりとなるティル式心理占星術本パート2が出版されましたが、耳慣れない単語、初めて見るテクニックなどに圧倒されている方も多いかもしれません。

ティル式を独学で学ぶのが難しい理由は、基礎的な説明が少なく、実践読みが軸となっているからです。ということは、つまりティル式がマスターできれば、実践読みに強くなるということですね。

ということで、今回はティル式実践読みの中で頻繁に取り上げられている、「自己価値の感覚」というのを説明したいと思います。

多くの占星術学習者は、2ハウスを「お金の部屋」「収入や金運を表す部屋」と習ってきたかと思います。しかし、ティル式占星術は、2ハウスは「自己価値の感覚=The self-worth」と考えます。ティル本「クリエイティブな理論と実践」によると、「自分を価値あるものと感じ、自尊心や自信につながる感覚。成長する過程において、安定した人格を形成するための重要なポイントとなる。ホロスコープにおける2ハウスの体験領域に関連する」と書いてあります。

それはなぜかというと、2ハウス=牡牛座=金星(不動サイン・地エレメント)は、自由に使える「私だけ」の財産=資源だからです。肉体、才能、時間、お金、そういったものを包括して、「私」という人格を実感する力をここで見ることができるということになります。

そして、そこから派生するハウスのネットワーク、5ハウス―8ハウス―11ハウスの連動が、様々な自己価値のプロファイルに影響を与えることもあるだとうとティルは考えているのです。

この状態が不安定だと、発達過程の中で、「私らしさ」を育て(5ハウス)、社会の中で他者との関係性や協調性を育み(8ハウス)、社会からの承認を受け取る(11ハウス)という実感に影響がもたらさせる可能性もあるだろうと考えられています。この辺りは、心理学でも重要なテーマとなっており、鑑定の現場でも、例えば恋愛問題やセクシュアリティ、摂食障害や○○依存症などの問題にもつながるハウス群となっています。

著書「クリエイティブな理論と実践」のP.77の中で、2ハウス―11ハウスのシグニフィケータ(それぞれのハウスのカスプサインの支配星や入室天体等)が悲惨な状態だった場合として、「褒め言葉を口にすることに関して困難が伴い」、「受け取った褒め言葉を信じることができないので、褒め言葉を認識することができず、次第に褒め言葉をかけられなくなり」、「孤独へつながっていきます」と書かれています。この場合、5ハウス、8ハウスのシグニフィケータも同時に検討する必要があります。なぜなら、これらのハウスはグランドクロスという力学で成り立っているからです。もし、5ハウスの調整ができれば、「相手に自分の愛を与える力」で2ハウス―11ハウスのバランスを取ることも可能かもしれませんし、8ハウスの状態が整えば、相手の「価値」を認める努力の中で調和を学ぶことができるかもしれません。まずは、2ハウス「自己価値の感覚」を実感し、自己の存在を明らかにすることが重要となるでしょう。

そのためには、エドガー・ケイシーの「あなたの手にあるものを、知識として、力として、愛として用いよ」という言葉が鍵になります。

すでに手にしている自己の存在価値に光を与え、それらを他者に向けて解き放つこと。それができれば、「私」肯定し、他者や社会との調和が生むことができるようになるのです。

早速、実際のホロスコープを見てみましょう。あなたの2ハウスのプロファイルはどのように示されていますか?それらは、5、8、11ハウスとどのような関係になっているでしょうか?

もし、2ハウスの状態が不安定だった場合、どうしたら「あなたの手にあるものを、知識として、力として、愛として用いる」ことができそうですか?このネットワークを考えることは、心理占星術の中心部分に迫る理解につながります。ぜひ、皆さんのチャートを利用し、この感覚を確認してみてください。次回はミッドポイント90°ダイヤルの見方と活用方法などを勉強していく予定です。お楽しみに!


2014年9月13日~15日開催 ノエル・ティル先生来日講座


▼開催日程

2014年
9月13日(土)10:00-16:30 象徴と分析のプロセス:天体とハウス
9月14日(日)10:00-16:00 予測の主要なテクニック セカンダリープログレ
ス、ソーラーアーク、トランジット
9月15日(月・祝日)10:00-16:00 時間の流れとアングルの働き

▼受講料:1日18,000円(税別)

※3日間連続受講申し込みは、
特別割引:54,000円→48,000円(税別:6,000円OFF)

※受講料は、クレジットカード決済か、もしくは
お申し込み後1週間以内に、指定の銀行口座にお振り込みください。

▼開催場所 東京ビッグサイト 国際展示場内
(詳しい場所はお申し込み後にお知らせいたします)

▼会場地図&アクセス http://www.bigsight.jp/access/map/

▼主催: テレシスネットワーク株式会社
http://www.telsys.co.jp/

▼詳細とご予約はこちらから
http://uranai-seminar.com/tyl/


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2014/08/09 ミッドポイントの読み方について 第20号

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2014/8/9 ミッドポイントの読み方について nico 第20号


こんにちは、ノエル・ティルJAPANのnicoです。8月も一週間が過ぎてしましたが、皆さん、どのような夏をお過ごしでしょうか? 私はティル来日セミナーが始まった2011年から、夏はティルセミナーの準備に追われるようになりました。今年で4回目を迎えるのですね。早いものです。

今日は前回お約束した通り、ミッドポイントの読み方を皆さんと一緒に学んでみたいと思います。

ミッドポイントは習ったことがない、なんだか難しそう、そんな声をよく聞きます。確かにミッドポイント表を前にすると数字の羅列に圧倒されるかもしれませんが、ミッドポイントは学べば学ぶほどシンプルで面白い。慣れると、これほど使いやすいテクニックはないのです。なので、ぜひこの機会にミッドポイントになじんでいただけると幸いです。

ミッドポイントを学ぶ前に、「心理占星術2 クリエイティブな理論と実践」の第3章「自己開示と客観化」で詳しく紹介されている、牡羊ポイント=APというものを考えてみたいと思います。著書によると牡羊ポイントについて、「活動サインのO度のこと。牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座の4点がある。ティルは牡羊ポイントからオーブ1.5度以内にある天体は、それが表すテーマを社会的に強く表現されるようになりやすいと観察している」とあります。私自身の感覚では、オーブ2度くらいでも働くかなと考えていますが、牡羊ポイントとは、つまり魚座の28度から牡羊座2度、双子座の28度から蟹座の2度、乙女座の28度から天秤座の2度、射手座の28度から山羊座の2度にある天体のことを牡羊座ポイントといいます。

これがなぜ「社会的に強く表現されやすい」のかというと、活動サインの始まりは春分、夏至、秋分、冬至といった季節の変わり目であり、社会の中でそうとわかる、動きの見える、認知されやすいポイントだからです。例えば、大阪市長の橋下さんは、天秤座の0度に天王星を、乙女座の28度に木星を持っています。多くの人の認知として、「法律家で=木星、政治的改革に尽力した人物」というイメージがあると思います。また、自身も「府庁解体を行うため、ちゃぶ台をひっくり返す」と発言もしています。この辺りも、AP=天王星、AP=木星のイメージと重なります。このように、社会にその天体のイメージを強く印象付けることが可能なエネルギーを持っている、それが牡羊ポイントとなります。ただし、誰もが常に橋下さんのように自己開示ができるわけではありません。よって、APを見つけた際は、潜在的可能性として、クライアントを勇気づけることが必要となります。

著書にも頻繁に出てくる牡羊ポイントを学んだところで、ミッドポイントに注目していきましょう。

こちらは、「奇跡の人」ヘレンケラーのミッドポイントソート90度ダイヤルです。

https://s3-us-west-2.amazonaws.com/noeltyl/image002.jpg

著書「クリエイティブな理論と実践」には、「活動の30度、不動の30度、柔軟の30度からなる90度の範囲で再分類し、度数の若い順に並べた表」とあります。これを補足しますと、000°~030°は活動サイン(牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座)、030°~060°は不動サイン(牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座)、060°~090°が柔軟サイン(双子座・乙女座・射手座・山羊座)というように、ホロスコープを4分割)し(4つ折りにした状態をイメージしてください、90度に収めて表に並べたもの、それがミッドポイントソート90度ダイヤルとなります。

まず、002°に金星があるのが確認できるでしょうか。ヘレンケラーは、蟹座の2度に金星を持っています。

その他、ヘレンケラーのホロスコープの活動サインは、蟹座6度に太陽(006°)、牡羊座16度に木星(016°)、牡羊座27度に土星(026°)です。その後、不動サインへと続き、獅子座0度に水星(030°)、牡牛座13度に海王星(043°)、獅子座15度に火星(045°)、蠍座25度にASC(055°)、牡牛座27度に冥王星(057°)となります。そして、乙女座5度にMCと天王星(065°)、魚座16度に月(078°)と柔軟サインで締めくくられています。これが確認できたら、あとは天体の前後オーブ1.5度の範囲にあるミッドポイントを見つけていけばいいのです。

では、ミッドポイントとは何かというと、著書には「2つの天体の中点。ここに第3の天体が強いアスペクトを形成すると、3体を複合した影響が顕著に表れやすい」とあります。こちらも遅くすると、ホロスコープ上にある、ある天体Aと、もうひとつのある天体Bの中間点、またその中間地点に対してオポジションとスクエアになる点、この感受点がミッドポイント90度ダイヤルで計算されたミッドポイントとなります。ミッドポイントがなぜ働くかというと、AとBの間にピンと張られた糸をイメージしてください。糸の真ん中を指ではじくと、同じ振動の共鳴がA点、B点に送られるはずです。これがミッドポイントの原理です。そして、指ではじいた点をCとすると、C=A/B。これがミッドポイント式になります。これをセンテンスで、CはAとBの影響を受ける、またはAとBはCにより導かれると表すことができます。

では、ヘレンケラーのミッドポイントを見てみましょう。金星のすぐ下に、月/木星のタイトなミッドポイントを見つけることはできたでしょうか。ヘレンケラーの名言にこのような言葉があります。「私は孤独な魂に出会うと、自由と知性のあふれる世界に導いてあげるのです。それが愛なのです」。ヘレンケラーは障害を持った人々の教育に身を尽くし、愛と勇気を唱え続けました。金星=月/木星は、ヘレンケラーの人生を象徴的に理解できるミッドポイントです。また、太陽/月のミッドポイントは重要です。これは、目的(太陽)と欲求(月)、つまり自己実現に対する強い働きかけのポイントと考えてよいでしょう。ヘレンケラーの場合、042°つまり、不動サインの12度に太陽と月のミッドポイントが形成されています。その下、043°に海王星があるのがわかりますでしょうか。つまり、海王星=太陽/月ということになります。彼女の自己実現への道は、海王星によって導かれるということです。彼女が全盲であるということは、偶然ではないかもしれません。彼女は見えないものを感じる力を通して、彼女らしい人生を築き上げていったのです。彼女はこう言っています。「目に見えるものは移ろいやすいけれど、 目に見えないものは永遠に変わりません」。まさに、奇跡の人にふさわしいミッドポイントです。このように360度のホロスコープを見ることなく、ヘレンケラーの人生を感じ取ることができる、それがミッドポイントの面白さです。ミッドポイント表を通して、サインではなく天体の力学を感じてみてください。ホロスコープからでは得られない、シンプルな発見が多くあるのがわかるでしょう。

ミッドポイントは私の大好きな技法なので、ずっとレクチャーをしていたいのですが、かなり長くなりましたので今日はここまで。

ミッドポイント表はスターゲイザーのハーフサム(機能→Half Sum→全軸→ハーモ数4)でも見ることができます。

では、来日まであと1が月あまり。それまで、ぜひミッドポイントにも慣れてみてください。

皆さんにお会いする日を楽しみにしています! では、またのレクチャーをお楽しみに!


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2015/12/22 心理占星術の勉強の進め方(nico先生の記事)第27号


2015/12/22  心理占星術の勉強の進め方(nico先生の記事) 第27号


みなさまこんにちは。ノエル・ティルJAPANの石塚隆一です。

あっという間に今年も暮れになってしまいました。みなさんはもう来年の計画を立て始めているでしょうか。

私はノエルティル来日セミナー、来年こそは実現したいと奔走しておりますが、実はまだうまく調整できておりません。決まり次第このニュースレターでご報告いたします。

一方で、心理占星術の勉強自体はいろいろなかたちで進めていくことができます。10月に来日されてセミナーを行なった新里ひろき先生は、フロリダのお住まいからインターネットを利用してオンラインの講座を行なっています。また、ノエルティル先生のDVDも日本語字幕付きで2巻出ています!(ニュースレターの最後に情報をまとめてご紹介いたします)では、今月はnico先生の方から心理占星術の勉強に役立つお話をしていただきましょう。


▼時代の物語と職業占星術 nico


皆さん、こんばんは。心理占星術研究家のnicoです。

今年も残すところ、あと2週間ほど。皆さんにとって、2015年はどのような年だったのでしょうか。そして、2016年をどのように迎える予定でしょうか。心理占星術でトランジットを考える場合、私は、心理学者の河合隼雄氏の以下の言葉を、必ず一緒に思い出します。

個人のそれぞれの傷は、文化の傷、社会の傷、時代の傷とつながっている。ある個人が、なぜ自分はこのような不幸や苦しみに遭うのだろうと嘆いていたり、不可解に思っていたりしているとき、それは「文化の病」「時代の病」を引き受けているのだと思うと、了解されやすい。

今、天空には柔軟サインの強い配置があり、また天王星・冥王星の影響も強く感じられる時期となっています。体調を崩している人、自分の進むべき道が見えなくなっている人、頑張りすぎて疲れてしまっている人が多くなっています。今、個々人の起こっているテーマは、きっと今の社会と、時代と無縁ではないはずです。自分の中で働いている現象は、社会の、時代の物語のどこにつながっているのでしょうか。そんなことを考えながらトランジットを見てみると、もしかしたら、解決のヒントが見つかることもあるかもしれません。

そのような視点で考えた場合、職業占星術の理解は、まさに時代の理解にほかなりません。天王星が牡羊座に入ってから、どれだけの人たちがフリーランスや個人事業主になったでしょうか。SNSなどを利用して、自分を売り出し始めたでしょうか。こうして職業と時代というのは、切っても切れない関係というわけです。

ノエル・ティルの代表的な著書に、「VOCATIONS The New Midheaven Extension Process」があります。VOCATIONSとは、神から与えられた仕事、使命、天命という意味です。

MCをホロスコープ全体に拡張し、チャート全体から職業の方向性を考える。ティルは、この本の中で、非常にテクニカルで実際的な職業占星術を披露してくれています。

MCからディスポジターを追いかけ、アスペクトを整理し、ハウスに下ろし、ノーアスペクト、オリエンタル天体を確認し、AP、ミッドポイントをチェックする――と決して単純な技術ではないものの、私自身、このプロセスを大変気に入って現場で使い、そして皆さんに教えているのはなぜかというと、非常に創造的であるからなのです。

時代は刻々と変化し、新しい仕事が次々に生まれ、仕事の内容も、働き方も多様化している今、職業占星術を提供するというのは、占星家にとって至難の業だと思われます。ティルの職業占星術は、そういった複雑な時代にも対応できるほど、非常に柔軟でクリエイティブなメソッドになっているのです。習得するまでは難しく感じられることもあるかもしれません。けれど、ティル自身も言っている通り、“適職プロファイリングは、占星家が提供できる最も重要なサービス”です。

勇気を持って時代を生きるために、自分にふさわしい働き方を考えること。これから、職業占星術はもっと重要になってくるはずです。皆さんもぜひ、機会がありましたら、ティルの素晴らしい技術の一つ、職業占星術を学んでみませんか?nicoの心理占星術講座のご案内です。

・1月30日31日 「心理占星術 2日間集中基礎講座」その他、勉強会、ニコプラの会、ワークショップ等、随時募集中!詳しくは、ブログ

http://nicosmic21.blog.fc2.com/

または、

HPhttp://nicosmiclife.com/をご覧ください。

講座は、北参道の心理占星術研究所で行います。

では、2016年も楽しく心理占星術を学びましょう!


▼ノエル・ティルJAPANニュースレター


▽本日の【ノエル・ティルJAPANニュースレター】はいかがでしたか。

では、心理占星術の勉強に役立つ情報コーナーです。

まず、今回記事を書いてくださったnico先生は占術スクールカイロンでもいくつか講座を持っています。

来年1月からは「コンサルテーションチャート」がテーマ

http://www.chiron-school.com/index.html

新里ひろき先生のオンライン講座のご案内は

http://www.hniizato.net/

また、その他、こちらのオンライン講座や勉強会も役立つかもしれません。

http://astro-psycho.jugem.jp/?eid=55

ノエルティル先生のDVDはこちらから入手することができます。

http://www.aiprops.jp/noel_dvd/

来年5月には、スートンプキンズ先生が来日するという情報もあります。心理占星術の理解を深めるにはとても参考になりそうですね。

http://ameblo.jp/aqu44/entry-12102599998.html

皆さんにとって、素敵な1ヶ月になりますように。次回もご期待ください。

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2016/4/26 アドラー心理学と占星術の関係 (nico先生の記事) 第31号

▼ノエル・ティルJAPANニュースレター 2016/4/26

アドラー心理学と占星術の関係 (nico先生の記事) 第31号

みなさま、こんにちは!ノエル・ティルJAPANの石塚隆一です。

先日、今回の来日セミナーをご一緒に主催していただいている占術スクール・カイロンさんの10周年の懇親会に出席し、改めて、10年前吉祥寺で占星術の講座を始めた頃の気持ちを思い出しました。天晶さんの「本当によいものを広げていきたい」という熱意に刺激されながら私なりに心理占星術の理解を深められるよう工夫していました。そういえば、第一回目の来日セミナーを行なったときも、事前に少しでも理解を深めるヒントを共有しておくことができるようにと、カイロンさんの吉祥寺のセミナールームで準備の勉強会などを開催していたことなども、とても懐かしく思い出されます。

今年、再度来日セミナーを開催できることになったので、改めて初心に戻り、みなさんにしっかり理解を深めていただけるいろいろな工夫をしていきたいなと考えております!さて、今回のニュースレターでは、nico先生に心理占星術の理解を深めるヒントをいただきましょう!

▼ アドラー心理学と占星術の関係   nico

皆さま、こんばんは。今回のニューズレターを担当させていただきますnicoです。

ティル来日セミナーまで半年を切りました。今回は会場が大阪ということもあり、大阪の生徒さんとユニークな計画を進行中。また石塚氏とともに、ティルメソッドのフォローアップはもちろん、カウンセリング技法を含めた心理占星術の勉強会なども行う予定です。ティルセミナー参加の皆さま、どうぞ一緒にティル来日を盛り上げていきましょう。よろしくお願いします。

今日のテーマは、アドラー心理学と占星術の関係について。「嫌われる勇気」がベストセラーになるなど、最近注目を集めているアドラー心理学ですが、この本が社会現象になるまでは、どちらかというとアドラーは子育て指南の心理学という印象のほうが強かったかもしれません。私は当初から、このアドラー心理学の理論のいくつかを占星術の象徴イメージやカウンセリングの技法などに取り入れています。なぜアドラー心理学なのかというと、アドラーの理論は非常にシンプルでわかりやすく、そして誰もが危険なく扱える技法であり、認知療法やNLPなど現代心理学の中にまで浸透していて、即戦力として使える考え方にあふれているからです。

実は、ティルもアドラー心理学について記事を残しています。

以前、このニューズレターにも書いたことがあるのを覚えてますでしょうか。12冊のシリーズから成っているティル著「The Principles and Practices of Astrology(占星術の原理と実践)」のVol.5、「Astrology andPersonality(占星術とパーソナリティ)」。この本は今からちょうど40年前、1974年に出版された、占星術の理論の中にパーソナリティ心理学――全体としての人間の理解を深めよう――の要素を取り込むという、大胆な発想のもとに書かれた本です。

この本の第4章に、アドラーの「Superiority and Inferiority 優越感と劣等感」を紹介しています。
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アドラーがユングと異なる点は、「人は過去の経験からよりも、未来への希望によって動機づけされる」と考えたことだ。人は自分自身を未来への成長へと導くため、仮想の目的論を採用するのではないかと。この仮想の目的論は多くの人々に支持され、人々が現実と折り合う手助けとなるためのものと理解された。例えば、「人は生まれながらにして平等である」「正直が最善の策」「目的は手段を正当化する」「聖書にはそう書かれている」「必ずしもそうとは限らない」「終わり良ければすべて良し」などといった考えだ。このような目的論を持つことは、個人の行動に強い影響を及ぼす。極端になると、こうした仮想がパーソナリティを支配し、そのパーソナリティの実力が及ばないほどの高すぎるレベルの目標や、それを達成したいという欲求を作り上げてしまうことも多々ある。仮想化された目標やライフスタイルのレベルが、ホロスコープに描かれている力量を超えてしまうケースであれば、そこでは「報酬」が「フラストレーション」に置き換えられる。逆に、仮想化された目標やライフスタイルがホロスコープに描かれた力量よりはるかに低いレベルであるときは、「発達」が「達成不全」に置換される。

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アドラー心理学が現代心理学だけでなく、育児、教育等様々な分野で採用される理由として、ティルも書いているこの「目的論」にあると考えられています。

「人間の行動には、その人特有の意思を伴う目的がある。過去の原因に縛られることなく、今を生きる目的を設定することで、人は未来を生きる力を得たり失ったりする」目的論は、認知療法では、その人を支えている“信念”という言葉で説明されますが、これを個人の人生を創造するエネルギー、太陽―火星―木星といった火エレメントの調整というテーマで考えることがでるかもしれません。

人は「なりたい自分=太陽」に向かっていく際、ある信念=木星を必要とし、そこから個人の行動=火星が生まれる。その働きが適切なら個性や推進力に、過剰に働けば、理想主義や誇大妄想、報酬に駆り立てられたストレスの多い人生に、不適切ならフラストレーションや不全感という問題につながるのではないか、そう考えることができるのではないでしょうか。

「失敗は成功のもと」という目的論を持ち人生をダイナミックに生きる者、「成功しなければ何の意味もない」という目的論のもとひたすら人生を駆け抜ける者、「成功なんて自分には縁のない考え方だ」という目的論によって成功から遠ざかる人生を選ぶ者。

これらは、すべて個人を中心とした目的論という考え方です。今の問題を確認したうえで、個人が今の自分にふさわしい適切で等身大の目的論を持てるよう、太陽―火星―木星エネルギーを中心に天体のバランスを整え、象徴の書き換えの手伝いをする。そのように、私はアドラー心理学の目的論と心理占星術を融合させ、現場で使っています。

簡単に説明してみましたが、ほんの一例です。それ以外にも逆行と劣等コンプレックスの話など、アドラー心理学の理論は、うまい具合にホロスコープの象徴と結び付けて考えることができる優れものなのです。未来意識=太陽を高め、個人を個人らしく成長させることができますし、また所属=月を育てる感覚も学ぶことができる、これがアドラーの個人心理学のすばらしい考え方です。

もっともっとたくさん伝えたいことがありますが、長くなるのでまた今度。

そうそう、春分の日に心理占星術WEBサイトnicoPla.netを立ち上げました。私の生徒さん、心理占星術のための実験室ニコラボの仲間たちの記事はもちろん、石塚氏の記事もこちらで読むことができます。

http://nicopla.net/

新しい記事続々更新中!お時間があるときに覗いみてください。それではまた、ニューズレターでお会いしましょう!

▼ノエル・ティルJAPANニュースレター

▽本日の【ノエル・ティルJAPANニュースレター】はいかがでしたか。

5月には、イギリスの占星家スートンプキンズ先生も来日します。いろいろな機会を利用して心理占星術の理解を深めていけるとよいですね!このニュースレターに対するご意見・ご質問などは、ryuz@rr.iij4u.or.jpまでお送りください。

皆さんにとって、素敵な1ヶ月になりますように。次回もご期待ください。

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